西武鉄道では関東・近畿地方の鉄道会社を中心に再就職先として車両譲渡された例が複数あります。そんな101系の再就職先の鉄道会社の車両動向・置き換え計画についてまとめます。
①上信電鉄
上信電鉄では、老朽化が進行した1100系(元西武701系)の代替目的で、2008年12月14日より営業運転を開始しました。現在は3両編成2本・6両が在籍しています。
②秩父鉄道
4両編成3本・12両を2005年に購入し、3両編成に改造した上で急行「秩父路」に投入し、現在は「6000系」として運用しています。
6000系は、元JR東日本165系を種車とした「3000系」を置き換えました。座席は西武10000系の更新時に発生した旧シートを再利用したオールクロスシートとなっています。
秩父鉄道においても、車両の更新計画が現状においてありませんが、導入から既に約20年弱経過しています。
③伊豆箱根鉄道
老朽化が進行した1100系(元西武701系)の代替目的で、2008年12月14日より「1300系」として、営業運転を開始しました。現在は3両編成2本・6両が在籍しています。1301編成は、「イエローパラダイストレイン」として運転されています。
こちらも現時点では置き換え計画はありません。
④三岐鉄道
101系を3両編成に組み替えた上で改造し、「751系」として導入されています。クハ1238については、2012年に851系851編成の脱線事故の影響でクハ1851が廃車になり、代替車としてクハ1881に改造、851系に編入されています。
JR東海211系30両並びに24両が営業運転に導入予定であり、置き換えが見込まれます。
⑤流鉄
2010年より、流山線のワンマン化や2両編成化のため、新101系2両編成を改造し「5000形」として導入されています。
2009年度~2013年度に1編成ずつ、273・275・277・287・271の計5編成がいずれも改造の上で譲渡されています。
現時点で置き換え計画はありませんが、5005Fにベンチレーターの撤去が見られています。
⑥近江鉄道
西武101系元269編成(クモハ269-クモハ270)が、近江鉄道900形として2013年6月14日より運用を開始しました。
また、100形として2両編成5本・10両が導入されています。
西武鉄道2000系2451F,2453Fの2編成4両が譲り受けされましたが、直接置き換えるのかは不明です。
三岐鉄道以外の会社では未だ置き換え計画は公表されていないものの、数十年程度の車歴をもつ車両が大多数を占めるため、安心とは限りなさそうです。
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