
昨年度DE10形・DE11形ディーゼル機関車は新たに7両が除籍が確認されたJR貨物のDE10系列について、間もなく全廃となる見通しである明らかになりました。今回はDE10系列の動向を振り返ります。
貨物時刻表より、今年3月ダイヤ改正までに以下の車両の除籍が確認されています。
・仙台総合鉄道部・・・4両(DE10 1729号機、3507号機、3508号機、DE11 1029号機)
・新鶴見機関区・・・3両(DE10 1666号機、DE11 2002号機、2003号機)
現在で除籍が確認されていないのは、仙台総合車両部の2両(DE10 1591号機,1539号機)、新鶴見機関区3両(DE10 1662号機,DE11 2001号機,2004号機)、岡山機関区2両(DE10 1557号機,1561号機)の計7両となっている模様です。
JRグループ6社でも配置実績がありましたが、JR東海やJR四国の配置は既に消滅済みで、JR東日本についてもGV-E197系の導入で置き換えが進められています。
また、JR北海道では電気式内燃機関車の導入が決定しており、JR九州ではDD200 700番台の導入などで、DE10形の置き換えが示唆されています。安泰なのはJR西日本配置車両のみとなりそうです。
その他にも、東武や真岡鐵道、嵯峨野観光鉄道など私鉄各社、臨海鉄道でも運用実績はあるものの、全体的には数を減らしてきており、今後の運用も減少傾向は続くものと推測されます。

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