
東京メトロは中期経営計画の中で、「地下鉄博物館リニューアル」として『地下鉄開通100周年記念事業として、地下鉄博物館リニューアルの検討に着手』する方針です。
このリニューアルについては、『方向性について「施設・設備の老朽化への対応のほか、地下鉄100周年の歴史を踏まえた展示物の更新を検討」』(乗り物ニュース記事)としています。
地下鉄博物館においては、「地下鉄の歴史」として、丸の内線で使用されていた301号車や、2017年3月に国の重要文化財に指定された地下鉄1001号車(※常時閉鎖中・イベント時開放)が、また、「地下鉄車両のしくみ」では、東京高速鉄道129号車や銀座線01系(01-129F)の先頭部分のみ展示されています。
「展示物の更新」について詳細が発表されておらず漠然としている点について留意する必要がありますが、文化財保護法で保護されている、重要文化財の地下鉄1001号車については『国が指定等した文化財については,その種類に応じて,現状変更等に一定の制限が課される一方,修理等に対する国庫補助を行うなど,保存及び活用のために必要な各種の措置が講じられています。』(文化庁ホームページより)と指摘されていることからも、現状維持の可能性がありそうです。
東京メトロでは、中野車両基地に02系第01編成の1号車「02-101号車」が、綾瀬車両基地には5000系5951F、新木場車両基地では千代田線6000系6102F、副都心線・有楽町線7000系7101Fなど既に引退済みの車両が保存されており、これらの車両が今後、展示される可能性が捨てきれず実際に展示物の更新に一部が含まれているのか注目していきたいですね。

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