JR東日本は、6/17に相模線(茅ケ崎~橋本)宇都宮線(小山~黒磯)、日光線(宇都宮~日光)に、"ワンマン運転"対応の新型車両E131系を導入することを発表しました。日光線向けの車両も発表です。
【宇都宮線,日光線向けE131系】
宇都宮線,日光線に導入される予定のE131系の概要です。
まずは、車体エクステリアデザイン・インテリアデザインについてみていきたいと思います。
<エクステリアデザイン>
E131系の車体帯は、資料のプレスリースを見る限り、先代の107系や205系600番台「クラシックルビーブラウン・ゴールド・クリーム」の3色から、ゴールドを抜いた2色に変更されていてます。
車両前面はの0番台・80番台と共にドット模様を採用した形です。側面帯と同様にドット模様の配色は2色のようですね。
また、こちらの車両も将来的にワンマン運行を見据えた、車両側面の乗降確認用カメラも搭載されるようです。
その他に気になる点としては、電気連結器の設置や寒冷地向けの集電装置(パンタグラフ)設置(プレスリリースでは非掲載・実車確認済み)される点でしょうか。
<インテリアデザイン>
E131系は205系と同様オールロングシート車両(観光列車「いろは」除く)となりました。シートの幅は、205系の約435mm→E131系は460mmへ25mm程拡大されている模様で、フリースペースも全車両に設置されています。また液晶ディスプレイ(LCD)も各所に設置され、こちらは千鳥配置となりそうです。
さらに、車椅子に対応した大型トイレも205系600番台と同様に備えつけられています。
・日光線用の新型車両E131系は600番台?
現在、JR東日本グループの総合車両製作所(J-TREC)新津事業所構内で、モハE131-601たる車両の鋼体が複数目撃されています。
特徴として、車体帯(窓上の帯含む)がブラウン調・(黄色がかった)クリーム調の2色の帯であること。そして、車体側頭面にはカメラ機器類(準備段階?)が設置されているようです。
・導入予定数(計画)
E131系600番台(仮)の導入予定数は、計45両(3連×15編成)となりました。落成は8月中にも、営業運転開始は2022年度春頃を見込んでいます。
ちなみに小山車両センターには以下の車両が配置されています。
(画像は小山車両センター一般公開時に撮影・E233系も配置されている@2016年)
E231系1000番台・・・基本10連×49本と付属5連×35本の計665両
E233系3000番台・・・基本10連×16本と付属5連×18本の計250両
205系600番台・・・4連×12本の計48両
EV-E301系「ACCUM」・・・2連×4本の計8両
このうち、205系は4連×12本の計48両が配置されています。
【205系600番台の登場】
宇都宮線(東北本線)211系や日光線107系の置き換え用として、耐寒耐雪装備、抑速ブレーキ、トイレなどの追加の転用改造行い、205系600番台が登場しました。
205系600番台計12編成のうち、京葉線や埼京・川越線などから転用改造された湘南色(Y1,Y4,Y5,Y7,Y8,Y9,Y11,Y12編成が該当)は基本的に宇都宮線系統(小金井・宇都宮~黒磯間)の運用に充当、同じく京葉線から転用改造された、日光色(Y2,Y3,Y6,Y10編成が該当・Y3は観光列車「いろは」に改造)が日光線完結(宇都宮~黒磯)の運用に充当されています。
※なお、運用の代走として湘南色が日光線を走行したり、逆に日光色が宇都宮線(小金井・宇都宮~黒磯)を走行するシーンが見られます。宇都宮線系統の列車には近郊タイプのE231系1000番台やE233系3000番台などが充当される場合があります。
【相模線用のE131系仕様】
続いて、相模線に導入される予定のE131系の概要をまとめていきたいと思います。
車体エクステリアデザイン・インテリアデザインから。
・エクステリアデザイン車両前面はの0番台・80番台と共にドット模様を採用していますが、模様の形が若干異なっていますね。前回の記事ではドット模様が台形でイメージしていましたが、プレスリリースのイメージ画像では「白波」のような形をしているように見えます。側面帯と同様にドット模様の配色は2色。
・投入予定数
E131系の導入数は、4連(2M2T)×12編成となりました。2021年7月中に落成し、今年秋頃にも導入される見通しです。
0番台・80番台は2両編成、宇都宮線・日光線用の600番台は3両編成となりましたが、新たに4両編成の車両も投入されることとなり、車両のバリエーションが増えますね。
・205系500番台置き換えへ
相模線が非電化線から電化線になる際に、新造された205系500番台。
今回は車両の置き換えの対象となり、全てがE131系に統一される見通しです。
投入区間が、相模線(茅ケ崎~橋本)と横浜線(橋本~八王子 ※一部時間帯)としているので、横浜線直通列車も存続です。
【E131系500番台 横コツG-01編成が国府津車両センター(国府津)へ配給輸送】
↑2021年7月16日(金)にE131系500番台横コツG-01編成が国府津車両センター(国府津)へ配給輸送されました。↑
【E131系500番台 営業運転開始日について】
↑2021年9月17日(金)にE131系500番台の営業運転開始日、デビュー日が判明しました。↑
【過去に試運転で中央本線入線、他線区にも導入計画も】
今回相模線導入が決まった、新型車両E131系。
過去(昨年9月15日、16日の2日間)に、房総向けE131系0番台のマリR01編成が中央本線の勾配区間を中心とし、豊田~小淵沢~豊田(~後日所属区へ返却)を一往復する試運転を行れました。山間区間を利用した車両性能試運転が実施されました。今回この路線にはひとまず、導入のアナウンスはありませんでした。
↑詳しくは下記の記事から↑
2021~2022年は相模線、宇都宮線,日光線各線の運行形態に変化が訪れ、どのように変化していくか楽しみです。
【宇都宮線,日光線向けE131系】
宇都宮線,日光線に導入される予定のE131系の概要です。
まずは、車体エクステリアデザイン・インテリアデザインについてみていきたいと思います。
<エクステリアデザイン>
E131系の車体帯は、資料のプレスリースを見る限り、先代の107系や205系600番台「クラシックルビーブラウン・ゴールド・クリーム」の3色から、ゴールドを抜いた2色に変更されていてます。
車両前面はの0番台・80番台と共にドット模様を採用した形です。側面帯と同様にドット模様の配色は2色のようですね。
また、こちらの車両も将来的にワンマン運行を見据えた、車両側面の乗降確認用カメラも搭載されるようです。
その他に気になる点としては、電気連結器の設置や寒冷地向けの集電装置(パンタグラフ)設置(プレスリリースでは非掲載・実車確認済み)される点でしょうか。
<インテリアデザイン>
E131系は205系と同様オールロングシート車両(観光列車「いろは」除く)となりました。シートの幅は、205系の約435mm→E131系は460mmへ25mm程拡大されている模様で、フリースペースも全車両に設置されています。また液晶ディスプレイ(LCD)も各所に設置され、こちらは千鳥配置となりそうです。
さらに、車椅子に対応した大型トイレも205系600番台と同様に備えつけられています。
・日光線用の新型車両E131系は600番台?
現在、JR東日本グループの総合車両製作所(J-TREC)新津事業所構内で、モハE131-601たる車両の鋼体が複数目撃されています。
特徴として、車体帯(窓上の帯含む)がブラウン調・(黄色がかった)クリーム調の2色の帯であること。そして、車体側頭面にはカメラ機器類(準備段階?)が設置されているようです。
・導入予定数(計画)
E131系600番台(仮)の導入予定数は、計45両(3連×15編成)となりました。落成は8月中にも、営業運転開始は2022年度春頃を見込んでいます。
ちなみに小山車両センターには以下の車両が配置されています。
(画像は小山車両センター一般公開時に撮影・E233系も配置されている@2016年)
E231系1000番台・・・基本10連×49本と付属5連×35本の計665両
E233系3000番台・・・基本10連×16本と付属5連×18本の計250両
205系600番台・・・4連×12本の計48両
EV-E301系「ACCUM」・・・2連×4本の計8両
このうち、205系は4連×12本の計48両が配置されています。
【205系600番台の登場】
宇都宮線(東北本線)211系や日光線107系の置き換え用として、耐寒耐雪装備、抑速ブレーキ、トイレなどの追加の転用改造行い、205系600番台が登場しました。
205系600番台計12編成のうち、京葉線や埼京・川越線などから転用改造された湘南色(Y1,Y4,Y5,Y7,Y8,Y9,Y11,Y12編成が該当)は基本的に宇都宮線系統(小金井・宇都宮~黒磯間)の運用に充当、同じく京葉線から転用改造された、日光色(Y2,Y3,Y6,Y10編成が該当・Y3は観光列車「いろは」に改造)が日光線完結(宇都宮~黒磯)の運用に充当されています。
※なお、運用の代走として湘南色が日光線を走行したり、逆に日光色が宇都宮線(小金井・宇都宮~黒磯)を走行するシーンが見られます。宇都宮線系統の列車には近郊タイプのE231系1000番台やE233系3000番台などが充当される場合があります。
【相模線用のE131系仕様】
続いて、相模線に導入される予定のE131系の概要をまとめていきたいと思います。
車体エクステリアデザイン・インテリアデザインから。
・エクステリアデザイン車両前面はの0番台・80番台と共にドット模様を採用していますが、模様の形が若干異なっていますね。前回の記事ではドット模様が台形でイメージしていましたが、プレスリリースのイメージ画像では「白波」のような形をしているように見えます。側面帯と同様にドット模様の配色は2色。
非電化時代、相模線の茅ケ崎運転区(現:茅ケ崎運輸区)に配置されていたキハ35系は、朱色一色からクリーム1号と青20号の相模線カラーに塗装変更されています。(諸説あり)
その後、電化化されると同時に車両が205系の帯デザインは水色濃淡2色となっています。
E131系は青色濃淡に変更されています。
また、車両側面の乗降確認カメラも搭載されているのが見受けられます。
E131系は205系と同様オールロングシート車両となりました。
また、液晶ディスプレイ(LCD)が初めて導入されることとなり、0番台,80番台のように、千鳥配置となりそうですね。こちらも半自動ドア装置も搭載されていて、フリースペースも各車両に設置されています。
その後、電化化されると同時に車両が205系の帯デザインは水色濃淡2色となっています。
E131系は青色濃淡に変更されています。
また、車両側面の乗降確認カメラも搭載されているのが見受けられます。
こういったワンマン運転対応機器が搭載されている点で、将来的には、ワンマン運転を見据えている可能性があります。
・インテリアデザインE131系は205系と同様オールロングシート車両となりました。
また、液晶ディスプレイ(LCD)が初めて導入されることとなり、0番台,80番台のように、千鳥配置となりそうですね。こちらも半自動ドア装置も搭載されていて、フリースペースも各車両に設置されています。
・投入予定数
E131系の導入数は、4連(2M2T)×12編成となりました。2021年7月中に落成し、今年秋頃にも導入される見通しです。
0番台・80番台は2両編成、宇都宮線・日光線用の600番台は3両編成となりましたが、新たに4両編成の車両も投入されることとなり、車両のバリエーションが増えますね。
・205系500番台置き換えへ
相模線が非電化線から電化線になる際に、新造された205系500番台。
今回は車両の置き換えの対象となり、全てがE131系に統一される見通しです。
投入区間が、相模線(茅ケ崎~橋本)と横浜線(橋本~八王子 ※一部時間帯)としているので、横浜線直通列車も存続です。
【E131系500番台 横コツG-01編成が国府津車両センター(国府津)へ配給輸送】
↑2021年7月16日(金)にE131系500番台横コツG-01編成が国府津車両センター(国府津)へ配給輸送されました。↑
【E131系500番台 営業運転開始日について】
↑2021年9月17日(金)にE131系500番台の営業運転開始日、デビュー日が判明しました。↑
【過去に試運転で中央本線入線、他線区にも導入計画も】
今回相模線導入が決まった、新型車両E131系。
過去(昨年9月15日、16日の2日間)に、房総向けE131系0番台のマリR01編成が中央本線の勾配区間を中心とし、豊田~小淵沢~豊田(~後日所属区へ返却)を一往復する試運転を行れました。山間区間を利用した車両性能試運転が実施されました。今回この路線にはひとまず、導入のアナウンスはありませんでした。
(余談)
製造元である、総合車両製作所(J-TREC)新津事業所では、相模線向け車両の製造が進められていて、日光線向けの車両も確認されています。一度増備を始めれば、ハイスピードでの置き換えが推測されます。
別エリアの路線の話ですが、日光線にE131系が導入される同時期2022年春頃(おそらく毎年3月に実施されるダイヤ改正)を目途に八高線(八王子~高麗川間)・川越線(高麗川~南古谷間)についてワンマン運行を始めることがJR東の別支社の組合資料で明らかになっています。
現在、同線を走る209系3500番台・E231系3000番台について、車外カメラの設置等の改造工事が進められています。
製造元である、総合車両製作所(J-TREC)新津事業所では、相模線向け車両の製造が進められていて、日光線向けの車両も確認されています。一度増備を始めれば、ハイスピードでの置き換えが推測されます。
別エリアの路線の話ですが、日光線にE131系が導入される同時期2022年春頃(おそらく毎年3月に実施されるダイヤ改正)を目途に八高線(八王子~高麗川間)・川越線(高麗川~南古谷間)についてワンマン運行を始めることがJR東の別支社の組合資料で明らかになっています。
現在、同線を走る209系3500番台・E231系3000番台について、車外カメラの設置等の改造工事が進められています。
↑詳しくは下記の記事から↑
2021~2022年は相模線、宇都宮線,日光線各線の運行形態に変化が訪れ、どのように変化していくか楽しみです。