
10月31日、京成電鉄は子会社の新京成電鉄を再来年(2025年)4月に吸収合併を実施することを同日に開催した取締役会で決議・発表しました。
新京成電鉄は4月以降、京成電鉄に吸収された後、消滅・解散となります。消滅後の現在の車両の動向や路線名についても触れていきます。
【新京成電鉄が消滅・解散へ】
新京成電鉄は松戸~京成津田沼間の新京成線を運営しています。
京成電鉄は昨年(2022年)9月に全株式を取得して新京成電鉄を完全子会社化しましたが、吸収合併で組織を一本化することで、経営のさらなる効率化と意思決定の迅速化を図り、経営資源を最大限に活用するとしています。
なお、現在の路線と駅、従業員の雇用は維持する方針です。
・路線名はどうなる!?
各社報道によれば、吸収合併後の「新京成線」の路線名を存続するかは今後検討する見通しです。
界隈の中では既に「京成松戸線」や「新京成線」のまま維持など、様々な意見が飛び交っています。
・新京成の車両の今後は…
新京成電鉄の車両は現在(2023年10月31日)時点で以下の車両が保有されています。
80000形(80016編成〜80046編成)※80046編成は現在未導入これらは全て新京成電鉄のコーポレートカラー(白・ピンク地)塗装に変更されています。
N800形(N818F〜N858F)
8800形(8802編成~8816編成)※2023年度中に1編成廃車予定
8900形(8918F〜8938F)
吸収合併後の外装デザインや形式等についても気になる所です。
都営地下鉄や京急電鉄、北総鉄道、千葉ニュータウン鉄道など各社と相互直通運転を実施している京成電鉄。今後の動向に要注目です。
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