
JR東日本常磐線水戸~いわき間では、「中編成ワンマン運転」の導入が2023年春頃に検討されています。
今月29日付の労組資料にて、ワンマン運転対象区間(予定)のE501系(5両編成・10両編成)ならびにE531系(10両編成)についての今後の車両計画について言及されました。
・E501系・E531系の車両運用
車両計画については、運用と同様調整中としたものの、「E501系やE531系10両をワンマン運転拡大区間からなくす計画はない」とし、現段階では、ワンマン運転対象(予定)区間のE501系並びにE531系10両編成の運用は中編成ワンマン運転導入後も引き続き見られそうです。・中編成ワンマン運転対象列車
今回のワンマン運転列車の対象は、E531系の5両編成で運行されている列車が対象とされており、同区間を走行する特急列車E657系、普通列車のE501系(5両編成・10両編成)並びにE531系10両編成の列車はワンマン運転の対象外の列車となる見通しです。
なお現在、運用についても調整が行われていますが、常磐線水戸以南から岩城方面に直通するE531系5両編成の運用については、水戸以南からツーマンで運転し、水戸からワンマン運転になることも検討されています。
【「中編成ワンマン運転」改造工事施工状況】
「中編成ワンマン運転」の対象となっているE531系5両編成の車両については、既存の設備に加え、ホーム検知装置や運転室に車載ホームモニタシステム、車両側面に安全確認カメラが設置される改造工事が施工されています。(改造工事の完了は導入される2023年3月中頃までを予定)
投稿日時点(2022/10/31)の改造工事の施工状況をまとめていきます。
[表1] E531系0番台(付属編成)「ワンマン運転」対応改造工事施工状況(10/31)

- 編成番号・・・SIV(静止型インバータ)が3000番台と同一のものに交換された車両。
- 編成番号または編成番号・・・SIV・静止型インバータが3000番台に準じたものに交換された車両で、且つ投稿日時点で総合車両センターに入場中の車両。
- 編成番号・・・機器更新が終了している車両。
- (自)・・・自走で回送された車両(入出場)。
- 空欄は改造未施工の車両。(未確認)
- 自走で回送された場合(自)を除き、全てEF81形による配給輸送が実施されています。配給輸送が複数日に及ぶ場合、発車日と終着日を記しています。(再度確認しておりますが、修正点等ございましたら、専用ホームにてお申し付けください。)
[表2] E531系3000番台(5両)「ワンマン運転」対応改造工事施工状況(10/31)

- (自)・・・自走で回送された車両(入出場)
- 編成番号・・・投稿日時点で総合車両センターに入場中の車両。
- (再度確認しておりますが、修正点等ございましたら、専用ホームにてお申し付けください。)
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