東武鉄道は30日、2021年度の設備投資計画の概要を発表しました。
設備投資計画プレスリリースより、東武500系 特急「リバティ」を今年度中に再び投入することを発表しました。
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【今年度は6編成増備】
昨年11月9日からは、東武200系200型・250型で運行されてきた「特急りょうもう」の一部列車が、東武500系を使用した「リバティりょうもう」に置き換えられ、509F・510F・511Fの3編成が新たに投入されました。
2021年度は3連×6編成を新たに増備することがプレスリリースで判明しました。
・導入編成は512F~517Fか
2020年度までに製造されたのは、量産先行車含め11編成(501F~511F)でした。
今回は6編成ですので、順番通りに製造されれば「512F・513F・514F・515F・516F・517F」となりそうです。
通例ですと、3連×3編成ずつのペースで落成・甲種輸送となりそうですので、計2回の甲種輸送を撮影できそうですね。
【東武200系200型・250型の置き換えも…?】
東武500系の投入か因果関係は不明ですが、500系の投入で200型の201Fが昨年12月1日に廃車回送され、後に解体されました。
以前記事内でもご紹介したと思いますが、東武200系200型の車両機器などの一部は1700系・1720系「DRC(デラックスロマンスカー)」の走行機器が採用されました。
これらの機器類は製造からかなり年月が経っており、車体の老朽化も懸念材料となります。
・350型「きりふり」も気になるところ…
置き換えの対象の候補として、200系列(200型・250型)の他にも300系(350型)「きりふり」も元々の種車が製造されてから、本年で51年・改造後運用を開始してから30年を迎えます。
また300型(6連)については、2017年4月20日をもって定期運行からは引退していますが、350型(4連)については、2021/4/30現在も3編成が土休日の「きりふり」を中心に運用を続けています。
こちらも500系リバティの増備によって置き換えられる可能性はゼロではないと推測されます。
両数だけに200系列(200型・250型)の置き換えか、置き換えの対象が300系(350型)にも及ぶのか不明瞭な所がモヤモヤしますが今後の動向が気になる所です。
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総じて、今回は50000系(2編成)にLCD設置工事や20000系のリニューアル(3編成)も進められるようで、特急・通勤列車の車両についても少しずつ置き換え・車両の世代交代が今年度も進みそうですね。
東武設備投資計画より(https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20210430103812i7wnspo8-VchSnuCxkz-CA.pdf)
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