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2023年10月24日に、近江鉄道・一般社団法人近江鉄道線管理機構と西武鉄道の3者で人的・物的支援を含む支援協定を締結し、「西武鉄道からの継続物的支援(人的協力、中古車両の譲渡、中古資材の提供等)」との記述が見られました。

また、昨年11月22日に開かれた滋賀県議会・委員会で示された「近江鉄道線鉄道事業再構築実施計画(案)」(以下:同計画案)関する資料において、環境配慮型車両(VVVF型)の導入検討を行う旨の記述が示されています。 これは、同計画案の施設整備に関する検討事項の中で、『また、車両の電気使用量削減による更なる低炭素化の推進と車両検査費用の節減を目指し、環境配慮型車両(VVVF型)導入の検討を行う。』としています。
同計画案の資料でも、『中古車両の購入等の資材確保が重要であること、支援協定に基づきこれら施策を着実に実行していくこと』が明記されており、中古車両の譲受に関する方針は揺るぎない事項であり、将来的な実行性の高い施策であることが読み取れます。


【近江鉄道→西武鉄道譲渡例】
西武鉄道から近江鉄道へ譲渡された例はいくつかあります。現行形式と種車は以下の通りです。
800系(800形・820形)→西武401系
900形→元西武新101系
100形→元西武新101系(元301系)
300形→元西武3000系


西武鉄道で廃車となってから、近江鉄道で竣工となった期間はかなり空くものがあります。
例えば、西武3007編成が2014年11月28日付で廃車となりましたが、竣工日が2020年7月1日、営業運行開始が2020月8月1日、元西武3009編成が2014年12月26日付で廃車で、竣工日が2021年7月21日、営業運行開始が2021月7月28日となっており、廃車日~竣工日まで最長で7年弱かかった例も見られています。

【2000系との関連性は?】
先日、小手指車両基地においては2000系2451Fと2453Fの車内に甲種輸送に使用されるブレーキ関係機器が車内に搭載されている姿が目撃されました。

中古車両の譲渡等支援の協定が結ばれている中、譲渡されるにしても、近江鉄道の既存車両は3扉に対して、動きのあった2編成は両編成共に4扉の車両で、ドアの枚数が異なります。
また、2451Fと2453FはVVVF車ではなく、界磁チョッパ制御ですので、近江鉄道が環境配慮型車両(VVVF型)を導入するためには改造工事が必須とみられます。

どちらかといえば、今回の話題と関連性は低そうにみえますが、果たして、甲
種輸送に使用されるブレーキ関係機器が車内に搭載されている2編成の運命は如何に。


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