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2024年も残り僅かとなっていますが、今年発表された新型車両や新形式名について可能な限りまとめてみました。なお、発表・関連情報が多くあったために1月~6月、7月~12月の2つに分割し公開しています。なお、見落とし等がありましたらご連絡いただければ幸いです。

☆目次☆
名古屋地下鉄 名城・名港線新型車両導入ほか ・JR東海 快速みえ用キハ75形車両更新 
札幌市営地下鉄 南北線に新型車両導入 ・天竜浜名湖鉄道 車両更新 
JR四国「新型ハイブリッド式気動車」 ・横浜市交通局 4000形2次車 
山形鉄道 YR-880形5両 車両更新 
JR北海道 札幌圏通勤形交流電車6両固定×6編成
東急電鉄 大井町線新型車両(6020系ベース) 
JR四国 レール運搬車の新製 
東京恩賜上野動物園(旧:上野懸垂線)の"新しい乗り物 
札幌市営地下鉄 東西線2035年以降に車両更新予定 
JR貨物 次世代低床貨車(通称コキ90)の開発 
JR貨物 電気式ディーゼル機関車東武鉄道 野田線80000系東武東上線 新型車両導入
西武鉄道 10000系置き換え用車両近畿日本鉄道 8A系ほか
京王電鉄 新型通勤車両2000系を導入
名古屋鉄道 マイナーチェンジ車9500系・9100系導入
京成電鉄 3200形導入
JR西日本 燃料電池車両を2030年代に実用化会津鉄道 新観光列車
今回は1月~6月に公表・発表された情報をまとめています。


名古屋地下鉄 名城・名港線新型車両導入ほか

名古屋市営地下鉄名城・名港線に2028年度頃にも新型車両を導入し、既存の2000形を更新する方針を示しました。
また、桜通線においても、新型車両の導入による6000形の更新を検討するとしています。



JR東海 快速みえ用キハ75形車両更新

JR東海快速「みえ」や参宮線・高山本線・太多線の普通列車に使用されているキハ75形が、近年中に車両更新のため車内防犯カメラの整備対象から除外されたことが、1月26日付の交通新聞にて言及されました。



札幌市営地下鉄 南北線に新型車両導入

2月2日付けの北海道新聞において、2030年度~34年度にかけて札幌市営地下鉄南北線に新型車両導入・5000形の更新がされることが言及されました。




天竜浜名湖鉄道 車両更新

第三セクターの天竜浜名湖鉄道(天浜線、浜松市)は2025年度から新型車両の導入を始めることが報じられました。現行の気動車が老朽化し今後維持更新が難しくなるため、エンジンで電気を作り駆動する「電気式気車」へ順次入れ替える見通しだといいます。
今後、約15年で入れ替えることを目指しているようです。



JR四国「新型ハイブリッド式気動車」

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JR四国では、新型ハイブリッド式車両の導入計画が発表されました。
キハ40・47系を中心に国鉄時代からの古い車両を中心に、86両を順次置き換えていく方針です。



横浜市交通局4000形2次車

横浜市交通局は2月16日に、2024年度の事業計画の概要を公表しました。
2027年度より4000形2次車導入され、3000N・S形の置き換えが実施予定であることが言及されました。




山形鉄道YR-880形5両 車両更新

3月21日付けの河北新報オンラインにおいて、フラワー長井線を運営する第三セクター山形鉄道が2024年度から、信号機や車両といった各設備の段階的な更新に着手することが報じられました。
記事によれば、総事業費が8億円に上る見通しで、YR-880形車両5両が更新の対象の模様です。





JR北海道 札幌圏通勤形交流電車6両固定×6編成

2024年3月26日付けのプレスリリースにおいてJR北海道は、「札幌圏通勤形交流電車(6両固定編成)第Ⅱ期 36両」の入札公告がなされました。
第Ⅱ期6両固定編成36両(6編成分)の納入期限については、2026年(令和8年)9月1日から2028年(令和10年)1月20日までとされています。



東急電鉄大井町線新型車両(6020系ベース)

3月30日付に公開された乗り物ニュースが東急電鉄に実施した取材記事において、大井町線向けの新造車両は「急行用の6020系をベースとした車両で、5両編成を計18編成、2025年度以降に導入します」と言及されました。

9000系が置き換えの対象となっており、一部がサステナ車両として西武鉄道へ譲渡されることが言及されています。



JR四国レール運搬車の新製

JR四国が3月30日付で公表した事業計画において「レール運搬車の新製」が発表されました。

レール運搬車の概要は以下の通りです。
・2024年(令和6年) 4月1日~2025年(令和7年)3月31日の期間の内、指定する期日
・納入場所:香川県高松市西町32番16号 四国旅客鉄道株式会社 高松運転所 
・レール運搬気動車(25m定尺レール運搬用)一編成
・本四備讃線、予讃線、土讃線、高徳線、予讃(海)線、徳島線、牟岐 線、鳴門線、予土線、内子線で用いられるレール運搬気動車 
 ・JR四国が営業する路線の 条件・環境又はそれと同等の条件・環境との適合性を有し、当社の指定する運搬・走行性能 を有するレール運搬気動車
・キヤ97系気動車、又はキヤE195系気動車と同等の機能・性能を有するもの。

また、一般社団法人日本鉄道車輌工業会企画部が発刊した『鉄道車両工業』という雑誌論文において「9000系」との文字が確認されています。



東京恩賜上野動物園(旧:上野懸垂線)の"新しい乗り物

東京都建設局によると、令和6年度(2024年度)に選定された乗り物を前提とした設計に着手、令和8年度末 (2026年度末)の運用開始とされています。





札幌市営地下鉄東西線でも2035年以降に車両更新予定

札幌市営地下鉄東西線について、「南北線5000形の更新に当たり、2009年以降に導入された3編成は更新を先送りすべき」との意見の中で、札幌市及び交通局側が『5000形3編成の更新時期を先送りすることにより、(中略)、また、南北線車両更新の後に東西線車両更新も控えていますので(以下略)』と言及しました。






JR貨物 次世代低床貨車(通称コキ90)の開発

JR貨物が次世代低床貨車を開発する旨が公表されています。東京新聞の編集委員(嶋田昭浩氏)のポストによると、床面の高さが900mmで、関係者の間では通称「コキ90」と呼ばれる模様です。






JR貨物 電気式ディーゼル機関車

JR貨物が2024年4月19日付(公示日)で電気式ディーゼル機関車6両の入札の公告をしたことが、日本貿易振興機構(JETRO・ジェトロ)の政府公共調達データベースで判明しました。

これら6両の納入期間は令和9年(2027年)10月1日から令和10年(2028年)12月31日までとしています。




東武鉄道 野田線80000系

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4月16日、東武アーバンパークライン(野田線)に新型車両「80000系」を導入することを発表すると発表しました。
2025年春頃に導入すると発表されています。


東武東上線に新型車両導入

東武東上線9000系の代替車両の設計が本年度実施される予定です。
東上線で運行する9000系車両については、新型車両への代替更新を計画しており、2024年度は新型車両の設計業務を実施される計画です。




西武鉄道 10000系置き換え用車両

現在、西武新宿線で運行している10000系(ニューレッドアロー)について、今後新たな車両へ置き換えるとともに、有料着席サ ービスの刷新を検討していくことが明記されました。
新車両については2026年度中の運行開始を予定しており、詳細は決まり次第お知らせするようです。




近畿日本鉄道 8A系ほか

近畿日本鉄道は、8A系を2024年度48両(4両編成×12本)、新型一般車両を2025年度68両(4両編成×17本)を導入する見通しです。
具体的な導入線区については、以下の通りです。

・2024年度(8A系)
奈良線・京都線・橿原線・天理線48両(4両×12本)

・2025年度(8A系など新型一般車両)
奈良線・京都線・橿原線・天理線:36両(4両×9本)、大阪線:8両(4両×2本)、南大阪線:12両(4両×3本)、名古屋線:12両(4両×3本)




京王電鉄 新型通勤車両2000系を導入

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京王電鉄京王線に新型通勤車両「2000系」(ロングシート車両)を導入することを発表しました。製作会社は総合車両製作所(J-TREC)です。
2027年3月までに10両4編成の計40両を導入する計画で、2026年初めに10両1編成の営業運転を開始する見通しです。



名古屋鉄道 マイナーチェンジ車9500系・9100系導入

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名古屋鉄道(名鉄)では、通勤型車両9500系・9100系計16両新造する見通しです。
16両の内訳として、9500系(4両)を3編成、9100系(2両)を2編成の計5編成が導入される予定です。なお、鉄道車両内での異常事態発生を受け、避難誘導の円滑化を図るため、今年度より、正面貫通扉を中央に配置して、将来的に連結運転時に常時通り抜けが可能な構造に変更されたマイナーチェンジ車が導入されます。


京成電鉄 3200形導入

京成電鉄は5月20日、新型車両「3200形」を導入することを発表しました。
新型車両の3200形は『フレキシブルに編成車両数を変更できる車両とすることで、輸送需要に見合った効率的な走行エネルギーの使用により環境負荷の低減に努めます。』とし、従来の3500形同様に2両単位で編成車両数を変更可能となっています。

新型車両として2025年2月頃の営業運転開始を目指し、2024年度は6両1編成を導入し、2025年度以降も継続して導入する予定です。



JR西日本 燃料電池車両を2030年代に実用化

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JR西日本は、化石燃料である軽油を燃料として走行する気動車(ディーゼルエンジンによる動力で走行する車両)の将来の置換えをめざし、三菱電機およびトヨタ自動車と3社で連携し、燃料電池車両導入に向けて車両仕様や試験内容の検討を開始以下のコンセプトで仕様を検討していく方針が明らかになりました。

・燃料電池システムや水素貯蔵システムに汎用性の高いものを採用し、国内外の標準化を想定した仕様 ・モーターを制御する主回路システムは電気式気動車と共通化を図り、電気式気動車の燃 料電池車両化が行える構成としています。




会津鉄道 新観光列車

会津鉄道が今後導入する新型車両を、JR東日本只見線で観光列車として走らせるための本格的な検討を始めることを確認した模様です。
この観光列車(≒新型車両?)は、②会津鉄道の会津線と共通運用できる列車を想定。③早ければ2028年度からの運行を目標とすると言及されました。
また、過去にJR東日本只見線での乗り入れ実績がある会津鉄道のトロッコ列車「お座トロ展望列車」後継車両として会津鉄道が所有・管理する方向で調整が進められている模様です。



※新型車両等の画像は全てニュースリリースなどから引用しています。

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