2024年8月27日発売の「鉄道ピクトリアル 10月臨時増刊号 【特集】京成電鉄」の対談記事において、対談当初、京成電鉄取締役だった田中亜夫氏が『3500,3400形ですが、それらを順次廃車にしていきます。ただ、せっかくですので逆に少し残しておこうかという考えもありまして、いろいろと社内で検討しています。』(※)と発言していたことが明らかになりました。
※対談当初の役職。現在の役職は、京成建設株式会社代表取締役社長。
上記発言は、今城光英氏(大東文化大学名誉教授)から、新型一般型車両の3200形に関する話題の中で旧型車両についての今後の動きの質問として出た返答で、回答されたものです。
この田中氏の発言が真だった場合、3400形・3500形の一部が廃車の対象から除外され、本線に残留する可能性があることを示唆している発言とみられます。
【京成3400形と3500形在籍状況】(2024/9/13時点)
投稿日時点の3400形・3500形在籍状況です。
・3400形(1編成8両)
3448編成の1編成8両
・3500形(6両編成×5編成、4両編成×3編成 計42両)
▽6両編成
3504編成、3512編成、3524編成、3536編成、3548編成
▽4両編成
3508編成、3516編成、3544編成
廃車予定の規模については言及されていないものの、一部、残留の可能性も会社の方針として検討されていることはファンにとっては+(プラス)ではないでしょうか。
首都圏の大手私鉄会社も、小田急電鉄ではロマンスカーミュージアムという形で残したり、東京メトロでは引退済みの車両を車両基地に数編成保存したり、東急電鉄や東武鉄道では一度引退した車両を再度本線で蘇らせる施策があったりと、鉄道ファン的には嬉しい事項ではないかなと思います。
今回の京成3400形・3500形の一部残留が正式に発表されたわけではありませんが、検討材料として、残留の検討もしていること、仮に残留が実現した場合、どの車両・どの程度の車両数が対象となるのか気になる所です。
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(※)発言引用元
鉄道ピクトリアル10月臨時創刊号(No.1030),電気車研究会,2024/10/10発行,p.25
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