JR四国は12月2日に「JR四国グループ環境保全への取り組み2024」(以下:同プレスリリース)について公表し、7000系とキハ40系の廃車についての文言を確認しました。
これは同プレスリリースの環境関連のデータとして扱われており、『2023年度の車両数及び省エネ車両導入率については、前年度比0.2%増加し、89.6%となりました。 ※2023年度に7000系(1両)、キハ40系 (1両)を廃車しました。』と記載されています。
2023年度の省エネ車両数は昨年から1両減の362両、従来車両は昨年から1両減の42両となっています。
7000系やキハ40系の廃車については、各種商業誌などで確認されており、7000系7003号が2024年3月31日付けで、キハ40 2143が2023年9月30日付けで除籍(書類上の廃車)となっており、車両形式・車両数ともに合致する記載内容です。
ちなみに廃車となった7003号の要因として、2年前の2022年9月13日に予讃線で発生した軽自動車との踏切事故による車両損傷が起因しているものと推測されます。
・気動車の今後
JR四国は今後、新型ハイブリッド式気動車を導入することを発表しています。
2025年12月には量産先行車2両編成2本が完成、性能確認試験が実施される予定だといいます。2024年2月16日付の交通新聞には『置き換え対象車両は、キハ40、キハ47、キハ32、キハ54、キハ185(普通列車用)形と1000型初期車の合計86両を検討』と記述されており、これらの車両の置き換えが見込まれます。
また、別の商業誌には、JR四国『1000系列(1000・1200形)は、2023年度~2030年度まで延命工事が施工される予定』と記載されている文言も確認でき、1000系列の延命工事が実施される計画があるようです。
・電車の今後
JR四国において電車の特急形電車のリニューアル計画はあるものの、普通列車・快速列車用の新型車両導入(※事業用車除く)の置き換え計画はありません。
今年9月29日に実施された一部ダイヤ改正により、予讃線系統では普通列車の本数や編成に大幅な見直しがありました。6000系の単独運用が消滅、7200系の運用機会が増加するなどの動きをみせましたが、2025年3月ダイヤ改正でどのような変化がみられるのか気になる所です。
・事業用車両,その他
今年度に、JR東日本・JR東海などの車両をベースとした「レール運搬気動車(25m定尺レール運搬用)1編成」の導入が予定されています。一般社団法人日本鉄道車輌工業会企画部が発刊した『鉄道車両工業』という雑誌論文には「9000系」という文言も確認しており、同系列が導入される予定です。
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