JR四国は今年4月3日、「ハイブリッド式ローカル気動車」を58両〜70両調達すると、日本・EU・イギリスに向けて入札公告しました。
JR四国では新型ローカル気動車導入がこれまでも検討されてきましたが、今回の車両は新型車に関連する調達であるものとみられます。

【新型ローカル気動車】
調達が公表された『ハイブリッド式ローカル気動車』について、車両が58両~70両(29編成~35編成)調達される予定です。
【調達車両 内訳】
・量産先行車4両(2編成)
・量産車 54両(27編成)~66両(33編成)
表題や調達内容から、新型のローカル気動車については①ハイブリッド式2両で1編成であることが読み取れます。
ハイブリッド式の車両としては、JR東日本のHB-E210系・HB-E300系やJR東海のHC85系気動車、JR北海道キハ285系やJR西日本87系「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」用の車両、JR九州のYC1系等が想像できるでしょうか。

また、具体的な調達車両の納入期日は次の通りです。
①量産先行車
2025年12月20日 4両(2編成)

②量産車
1次車 2028年1月30日 16両(8編成)
2次車 2029年1月30日 14両(7編成)
3次車 2030年1月30日 16両(8編成)
4次車 2031年1月30日 8両(4編成)~20両(10編成)
量産先行車が再来年(2025年)12月20日も4両(2編成)が納入される予定で、以降順当通りいけば2028年1月末頃にも量産1次車が導入、以降1年毎に2次車~4次車が登場する予定です。
4次車については8両(4編成)から最大20両(10編成)の導入でこちらは確定的ではないのが特筆すべき点でしょうか。

JR四国では、中期経営計画2025内において検査・修繕の効率化として『新型ローカル気動車導入による検査内容の削減、電車との部品の共通化』という項目を盛り込んでおり、既存のキハ40系列の置き換えについても以前から検討が進められてきました。

ハイブリッド式ローカル気動車の調達(JETRO・ジェトロ 日本貿易振興機構)

JR四国グループ長期経営ビジョン2030・中期経営計画2025(JR四国)





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