こんばんは。
JR東日本の房総地区(内・外房線、成田線、鹿島線、東金線等)で運用されている209系2100番台のうち、E131系0番台・80番台の投入によって余剰となった車両は順次、廃車配給輸送が実施されました。しかしながら、不思議なことに千マリC609編成は廃車配給の対象とはならず、幕張車両センター内の留置線に留置されていました。
その後、2021年7月6日~7日にかけて同所から伊東線伊東駅まで甲種輸送が行われました。
今回は、幕張車両センターから蘇我へ輸送された後、けん引機を交換して京葉線・武蔵野線・東海道貨物線・伊東線経由で伊東駅まで、JR貨物機による甲種車両輸送となりました。
吹田機関区所属のEF210 140号機が幕張車両センター→蘇我間を、新鶴見機関区所属のEF65 2088号機が蘇我→横浜羽沢、(一旦新鶴見機関区へ返却)横浜羽沢→伊東駅間をそれぞれ充当されました。
帰りがけに撮影しました。
よく見てみると、JR東日本の社紋のシールが剝がされていることが分かります。
伊東駅まで甲種輸送後、7日未明に自走で伊豆高原電車区まで自走回送されていることが判明しています。
【元209系2100番台C609編成、伊豆急譲渡が発表…秋までに2編成目が伊豆急へ】
東急グループの伊豆急行は、2021年7月7日に209系を新たに導入させることを発表しました。(209系車両を導入します!)
ニュースプレスリリースによると、209系は「来春(2022年春)の運行開始を目指し、検査や改造などの準備を進めてまいります。」としています。
また、静岡新聞の報道(首都圏で活躍「209系」 伊豆急行が2022年春導入)では、「今年秋までに、千葉県内を走っていた2編成を同社(=伊豆急行と思われる)から購入する。」との文言があり、今回甲種輸送された元C609編成の他にも、もう1編成が甲種輸送されることが明らかになりました。
なお、運行開始日など詳細については後日お知らせするとしています。
現時点では具体的な運行開始日や置き換えの対象となる車両(2100系「リゾート21」や8000系など)については判明しておりません。
【JR東日本譲渡車両としては2車種目】
過去にJR東日本に所属していた113系・115系の一部車両が伊豆急行へ譲渡された例があります。
その後「伊豆急200系」として2000年~2008年と短い期間でありながらも活躍しました。
今回は新系列車両としては初の譲渡車であり、そして元京浜東北・根岸線から一度房総地区へ転属した209系。2度目の"転勤先"は相模湾の反対側の伊豆エリアで、新たな余生を続ける予定の209系。
車両も209系と引き続き呼ばれるのか、はたまた新たな形式名が付与されるのか。
今後も注目していきたいと思います。
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