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阪急の新型車両2300系の導入などにより、9300系が置き換えられリニューアル改造が進められています。
阪急9300系の中でも9300F,9301F,9302Fは、未だ行き先を示す物が幕式で尚且つ昨年7月頃より、姿を見せていない9300Fなど改造状況を振り返ります。


・9300F
2024年7月末頃に阪急電鉄9300系の内、座席指定サービス「PRiVACE」(2350形)の組み込み対象外となった、C#9300×8R(9300F)の床下機器の一部とみられる機器が撤去された様子が目撃されています。



今回目撃された正雀工場の裏側に置かれた機器の中には,赤色の札に「M1 9800 高速度遮断器」との文字が確認できます。
高速度遮断器は、※7号車(京都河原町方面から2両目)の電動車に搭載されている機器です。
※東洋電機技報 第110号 2004-9『阪急電鉄(株)9300系電車用電気品

なお、9300系C#9300×8R(9300F)は阪急電鉄の公式ホームページによれば、日時は未定とし、変更の可能性があるとしながらも2024年7月入場予定(検査入場)であることが記載されています。

昨年8月1日に入り、阪急9300系のクロスシートとみられる座席が阪急電鉄正雀工場の屋外に残置されている様子が目撃されています。


同工場には、C#9300×8R(9300F)の床下機器の一部とみられる高速度遮断器が撤去され、同じく屋外に置かれている姿や9300系のロングシート化等も言及されていることからも、9300Fの座席の一部ではないかと推測されています。
 

どうやら、9300Fについては行き先表示が幕式からLED式の物に交換された模様です。


・9301F
9301Fについても、3月6日時点でアルナ工事に入場しているとみられ、12日頃にはC#9851の床下機器類とみられる箱が目撃されました。

・9302F
9302Fについても、昨年12月13日時点で『105 T1 9862 モニタ端末装置 6/6』と書かれた札が確認され他、9302Fとみられる一部車両機器類が目撃されています。(目撃報①関連①

昨年8月16日までに2024年度の移動等円滑化取組計画書を発表し今年度の新造計画、改造計画が発表されています。

【車両新造計画】
・宝塚線に新造車2000系を1編成導入(~2024年度末)
・京都線に新造車2300系を3編成導入(~2024年度末)
・京都線に座席指定車両6両導入(~2024年度末) 

【車両改良計画】
・神戸線の8000系1編成に改良工事を施工(~2024年度末)
・京都線の7300系1編成に改良工事を施工(~2024年度末)
・京都線の8300系1編成に改良工事を施工(~2024年度末) 
車両改良工事に関するものとして記載されたのは上記3項目のみで9300系に関する記述はありません。
したがって今年度中の竣工計画がなく、出場は来年度になる可能性もありそうです。

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