
JR各社・私鉄鉄道会社間において譲渡動きが確認されています。これまで譲渡・譲渡が見込まれている車両について、注目車両をピックアップし9月中旬時点の動向をまとめました。
【JR東日本鶴見線205系→富士急】
鉄道ファン、DJ鉄道ダイヤ情報など商業誌に記述された元JR東日本鶴見線205系6両の富士急行線への譲渡。
4月4日にプレスリリースを発表し、JR東日本から鶴見線205系3両2編成計6両を譲り受けたと言及されました。譲り受けられた205系については、富士急行線用として改造工事等の準備を進められる方針で今夏の運行開始を目指してる方針です。
8月下旬頃の動きとして、無塗装のT15編成について富士急仕様のLED表示が確認された他、鶴見線色であったT17編成についても一部車体帯が撤去されるなど動きをみせています。
【西武2000系→近江鉄道】
・2451F+2453F(動きなし)
2024年10月19日~21日にかけて、西武鉄道2000系2417Fと2419Fが、新秋津~彦根間で甲種輸送されました。
既に改造は大詰めを迎えており、2451Fが201号(201F)、2453Fが202号(202F)として改番され、ドクターガチャコンとして今年夏営業運行開始と公表されています。
9月15日付けの読売新聞の記事によれば、「運行開始に向けた検査に合格し次第、営業車両として登場」として、営業運行開始はもうすぐの模様です。
・2417F+2419F
2025年7月26日~28日にかけて、西武鉄道2000系2417Fと2419Fが、新秋津~彦根間で甲種輸送されました。近江鉄道側からも譲り受ける方針が発表されており、同所へ譲渡が確定となりました。
彦根にある車両基地において2417Fの改造作業が進められている模様です。
【JR東海211系→流鉄流山線】
今年2月28日に静岡車両区からJR貨物西浜松駅付近に回送された、211系5000番台・6000番台GG5編成・GG6編成・GG8編成・GG9編成の4編成8両。流鉄が211系4編成8両全車の譲受を発表し、今後改造を実施し5000形を置き換える方針が言及されています。
9月11日~20日までの動きとして、流山駅において撮影会実施や14日をもって本線から引退した5003編成と連結し構内入換が実施されている様子が目撃されていましたが、改造の動きは確認されていません。
【東急9000系→西武「サステナ車両」】
・9005F
東急テクノシステム長津田車両工場において、東急大井町線9000系9005Fが入場しています。9005Fについては引き続き内装を中心に改造工事が進められている見通しで、新たに半自動開閉装置とみられる製品が取り付けられた模様です。
・9003F,9011F
西武・武蔵丘検修場に入場した9003F,9011Fについては、屋外から改造の状況を窺うことは出来ません。
【東武100系→台湾】
東武鉄道は10日、東武100系スペーシア「デラックスロマンスカーカラーリング」復刻塗装車の101Fについて台湾(台鉄)に譲渡し、台鉄・台北駅 東三門付近で展示する方針を発表しました。
東武と台湾鉄路(台鉄)の連名のプレスリリースによると、譲渡される見通しの車両は、東武100系101Fのコンパートメントを設置した先頭車101-1号車です。
9月20日時点でも目立った動きはみせておらず、北館林で留置された状態です。
【JR西日本→大鐵 12系譲渡】
JR西日本と大井川鐵道は18日連名で、JR西日本網干総合車両所宮原支所に留置されていた、元「SL北びわこ号」客車の12系5両(オハ12 341,345,346、スハフ12 129,155)について、動態車両として大井川鐵道(大鐵)への譲渡を発表しました。
【JR東日本E501系→JR九州】
JR東日本常磐線E501系K752編成とK753編成が9日に郡山総合車両センターを出場して以降、12日にかけて九州・西小倉駅に向けての甲種輸送され、その後はJR九州小倉総合車両センターに入場しました。
19日付の報道記事では、同8両をJR九州が購入した旨が言及されており、JR九州への譲渡がほぼ確定となった情勢です。

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(参考:https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20250914-OYO1T50044/)
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