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2025年・2025年度から導入が決定または予測されている注目車両についてまとめました。

以下、目次より各鉄道会社の概要に遷移いたします。
JRグループについては事前に報道されたもののみ掲載しています。


JR北海道

ノロッコ号 2025年度にも運行終了
釧網線や富良野線を走る「ノロッコ号」については、車両老朽化のために2025年度にも運行が終了となることも報じられました。後継ぎ車両は未定としながらも、JR北海道社長が『ノロッコ号にかわる観光列車として、キハ54形の車両を改修して運行することも検討していきたい』と述べたことがNHKの取材で判明しました。

2024年3月26日付けのプレスリリースにおいてJR北海道は、「札幌圏通勤形交流電車(6両固定編成)第Ⅱ期 36両」の入札公告がなされました。
第Ⅱ期6両固定編成36両(6編成分)の納入期限については、2026年(令和8年)9月1日から2028年(令和10年)1月20日までとされています。

JR北海道は2024年8月9日付で、2026年度に導入予定の電気式内燃機関車3両について、川崎車両との間で不落随契(随意契約)していたことを公表しました。
「電気式内燃機関車の導入」については、JR北海道グループ中期経営計画2026などその他の発表資料で言及されていて、今回契約の対象となった、3両については2026年度にも導入されることが明らかになっています。


JR東日本

<新幹線>
東北・山形新幹線「つばさ」で使用されるE8系を2025年3月のダイヤ改正までに9編成を投入する見通しです。E8系は新型コロナウイルス感染症の影響による運用見直しで、製造が15編成に縮小しています。既に過半数の8編成が営業運行に就いており、E3系の置き換え・廃車の動きが進む見通しです。

<在来線>
横須賀・総武快速線E235系統一・E217系事実上撤退、E501系一部置き換え
横須賀線・総武快速線のE235系1000番台が、当初発表されていた「基本51編成 付属46編成(計745両)」から4編成30両が減産となり、基本49編成 付属44編成(計715両)となる見通しです。
また、2025年3月のダイヤ改正以降はE235系のみの運行で、E217系は使用予定がないと言及されました。ダイヤ改正時点でも数編成程度の配置はある見込みですが、休車状態となり、営業運用の姿は見納めとなるようです。
また、常磐線E501系土浦発着運用がE531系付属2編成に置き換えられる見通しで、同区間でのE501系運用は廃止となる見通しです。

仙石線E131系導入で205系置き換えへ
新車導入でいえば、仙石線に新型車両E131系が2025年冬頃にも導入される見通しでであることが発表されました。過去の労組資料にてE231系・E233系の転用計画もあった模様ですが、車両新製にとどまり、E131系統一後はワンマン運転化が実施される計画です。
各種目撃情報によれば、仙石線の車両は800番台で且つN1編成~となる見通しです。


中央快速線,青梅線でグリーン車サービス導入・余剰車は
新たなサービスとしては、中央快速線・青梅線の列車にグリーン車サービスがいよいよ本格的に開始されます。現在は、お試し期間として無料で座席に座ることができるものの、本導入後はグリーン料金が必要となり、そのタイミングでグリーン車の車内Wi-Fiや化粧室、ゴミ捨て場等の取り扱いも開始となるようです。
その代わりに、特急「はちおうじ」や「おうめ」などの通勤特急は運転取り止めとなり愛称は見納めとなるようです。
グリーン車サービスの対象外となっている、中央快速線209系1000番台トタ81編成・トタ82編成の他、武蔵小金井派出に疎開留置されているE233系0番台H49編成、グリーン車組込対象外のT71編成の取り扱いが要注目されます。

ワンマン運転拡大など
また、首都圏エリア(常磐線各駅停車全線、南武線全線)に初めての「長編成ワンマン運転」が導入される予定です。これまで5両編成以下のワンマン運転が常磐線や水戸線等で実施されてきましたが、南武線においては本来、中編成ワンマンの導入が対象となる6両編成での運転ですが、混雑を勘案して「長編成ワンマン」を導入する見通しです。
南武線(川崎~立川間)、常磐線各駅停車(綾瀬~取手間)、八高線2両編成全列車田沢湖線(赤渕~田沢湖間)ほか
余剰車は
余剰車については、2025年度E233系豊田車両センター(0番台)と、さいたま車両センター(1000番台)について計4両が千葉地区に転用改造を東京総合車両センターで実施する方針が明らかになりました。

JR東海

<新幹線>
東海道新幹線では、「のぞみ」号において自由席を3両から2両に減少・3号車指定席化される見通しです。6時台の首都圏発の「のぞみ」を最大14本運転(下り臨時1本増加・多客時)や、新幹線車内のトイレの奇数号車約半数を女性専用化(11号車除く)など新幹線の増強等が引き続き実施される見通しです。

ドクターイエロー引退ほか
今年1月29日には923形「ドクターイエロー」T4編成が最終の検測運用を終了しました。一部はリニア・鉄道館へ展示が予定されています。
リニアにおいては、今年夏頃にもL0系改良型の中間車両が導入される見通しです。


<在来線>
315系運用拡大と211系・213系・313系などは
今年も静岡エリア315系3000番台の増備・運用機会の拡大し、今年度中にも静岡地区211系定期運行終了が見込まれます。静岡エリアへの導入は終わり、今後は213系、311系、313系など大垣車の車両動向にも影響を与えそうです。

快速みえ キハ75形車両更新予定ほか
また、昨年1月に「快速みえ」で使用されているキハ75形の車両更新が近年中にも実施されることが言及されました。JR関西本線の利用の促進に向け、三重県や沿線の自治体・JR西日本等は、名古屋駅から伊賀上野駅まで直通運転の実現に向けて、来月2月ごろに実証実験を行うことが公表されています。

ダイヤ改正では豊橋駅において名古屋方面・浜松方面相互で乗り換えできる列車が大幅に増える見通しです。

JR西日本

<新幹線>
山陽新幹線「のぞみ」自由席を3両から2両に減少・3号車指定席化


<在来線>
有料座席指定サービス拡大など
有料座席指定サービス「快速うれしート」の設定車両が琵琶湖・JR京都線、嵯峨野線、JR宝塚線の一部列車に新設、JR神戸線、奈良線の一部列車に拡大されます。
2024年度グッドデザイン賞のグッドデザイン賞にも選ばれた「うれしート」の今後も拡大となるか注目です。

岡山227系などにも新たな動き?
近畿車輛では、現在227系500番台Uraraとみられる鋼体(550番台、560番台、570番台、580番台、590番台)に加え、今年に入り540番台たる車両も目撃されました。
一時投入分の投入は既に完了している為、105系,113系,115系など今年も何かしらの動きを見せる可能性があります。
なお、ダイヤ改正で瀬戸大橋線においては岡山~児島間の一部列車を除く普通列車に「ワンマン運転」が実施される予定です。

特急「まほろば」リニューアル車両「安寧」「悠久」を投入
JR西日本は12月13日、特急「まほろば」を定期運行化し、リニューアル車両「安寧」「悠久」を投入すると発表しました。車種には、鉄道コムの記事によれば、北陸方面の特急列車で使用していた683系2000番台を改造。3両編成2本を順次投入する見通しです。
なお、「安寧」編成については3月下旬~末頃にかけ、神戸駅、岡山駅、広島駅での展示が発表されました。

JR四国

特急「うずしお」「むろと」「剣山」減便ほか
今年のダイヤ改正では、特急形車両の再編が進みそうです。
特急「うずしお」の車両を 2600系,2700系に統一されます。キハ185系は2024年3月のダイヤ改正で高松発徳島行きの「うずしお1号」、徳島発高松行きの「うずしお8号」の1往復2列車のみの運行となっています。

なお、特急「うずしお」においては、昼時間帯の停車駅を統一するほか、運転区間を岡山駅発着から全列車高松駅発着に変更されます。
牟岐線特急「むろと」廃止や徳島線特急「剣山」減便によってキハ185系の運用縮小が見込まれます。特急「宇和海」の一部区間をワンマン運転化 (八幡浜~宇和島駅間)などJR四国で新たな動きをみせそうです。

パターン時間帯拡大、新型ハイブリッド気動車導入ほか
予讃線、土讃線でパターンダイヤを導入・拡大するほか、高徳線、鳴門線、牟岐線でパターン時間帯を拡大されます。
今年12月頃には、新型ハイブリッド気動車が導入される予定で、キハ40系・47系、キハ32形、キハ54形などが置き換えられる計画です。レール運搬車向け9000系が落成し、積み荷試験も実施されている模様です。

JR九州

<新幹線>
日中時間帯に博多~鹿児島中央間を運転する「つばめ」上下1本を同区間運転の「さくら」に変更 し速達化、博多~熊本間に「つばめ」を上下1本増発されます。
また、深夜帯に運転する熊本駅行きの「みずほ615号」の行先を鹿児島中央駅まで延長、新大阪駅に9時台に到着する鹿児島中央駅始発の臨時「さくら」を新規に設定される見通しです。

<在来線>
YC1系増備,運用機会拡大
今年度、ディーゼル・エレクトリック方式のシリーズ・ハイブリッド車両がダイヤ改正時点で7両導入が見込まれます。既存車両の置き換えなどが想定されます。キハ47形や713系車両更新等が気になる所です。

特急「あそぼーい!」の運転区間を熊本⇔宮地間に見直し、1日2往復運転となり、日中時間帯に運転を行っている熊本~宮地間の特急「あそ」の運転を取り止め、土休日等に運転している熊本~宮地間の特急「かわせみ やませみ」の定期運行を取り止められる見通しです。

JR貨物

九州地区EF510形統一でED75形・EF81形など今年度中に運行終了見通し
九州地区では一昨年(2023年)2月から運用を開始したEF510 300番台の導入によりED76やEF81形などの置き換えが進められています。今年度中にも9両が増備予定でED76,EF81形を一掃する勢いです。
昨年9月に発生した踏切事故で被災した、銀釜のEF81 303号機が同年12月に運用復帰するなど明るいニュースがある一方、置き換えやJR九州川内駅で発生した脱線事故によりEF81 406号機が被災する等、暗いニュースもあり、無事にラストランを迎えることができるのか気になる所です。

EF210 300番台増備・製造でEF65,EF66形なども運用縮小傾向続く
九州地区限らず、押桃ことEF210 300番台の増備・製造などで吹田機関区のEF66形や新鶴見機関区EF65形などの運用数・在籍数もダイヤ改正前後で年々減らしてきています。
商業誌によると、ダイヤ改正でEF64形の重連運用が消滅、EF65形の定期運用終了、EF66形の運用減などが言及されており、詳細が気になる所です。

伯備線用直流電気機関車新製で愛知EF64形も
JR貨物は、2024年7月31日付で伯備線用の直流電気機関車4両の一般競争入札について公告しました。資材調達情報並びに入札公告に詳細が記載されています。
今回入札の対象となった4両の納入期間は、2026年10月1日から2027年6月30日までとし、2026年度後期~2027年度前期頃にも実車が導入される見通しです。伯備線用の実車登場はまだ先とはいえ、EF64形の運用は縮小気味で、在籍数も解体などにより減少しています。



 

東武鉄道

野田線80000系導入
4月16日、東武アーバンパークライン(野田線)に新型車両「80000系」を導入することを発表すると発表しました。2025年春頃に導入すると発表されており、今年度は5編成が登場する予定です。81501F,81502F,81503Fの2編成が製造・南栗橋車両管区に搬入済みです。

野田線60000系導入
新型車両80000系には60000系の中間車両が組み込まれる見通しです。なお、昨年12月に60000系61601Fが近畿車輛に甲種輸送・入場していますが、81501F・81502F・81503Fには組み込まれなかったため、81504F以降の車両について組み込みが実施されるのか注目です。
2025年3月8日より順次、5両編成の車両が運行を開始することが発表されました。

東上線9000系代替車両
東武東上線9000系の代替車両の設計が本年度実施される予定です。
東上線で運行する9000系車両については、新型車両への代替更新を計画しており、2024年度は新型車両の設計業務を実施される計画です。

西武鉄道

2025年5月にも8000系(小田急8000形)導入へ
西武鉄道は昨年9月26日、小田急から譲受した8000形「サステナ車両」について、車両のデザインと形式を発表しました。
形式名は「8000系」で、新しいデザインは、社内からの公募で選ばれ、「永遠」や「繁栄」を表すとされる市松模様が描かれています。
サステナ車両について、最新情報によれば2025年5月末頃にも導入する見通しであることが明らかになりました。実車も既に試運転を開始しています。


2025年度にも東急車両がサステナ車両として導入へ
NHKにて配信されたニュースによれば、西武鉄道が導入するサステナ車両について、『東急電鉄の「9000系」車両をおよそ60両小田急電鉄の「8000形」車両をおよそ40、合わせておよそ100両です。』と言及。
更に、交通新聞によると、『小田急8000形(6両編成)を24年度から順次国分寺線に、東急9000系(大井町線5両編成)を4両編成化して25年度以降順次、多摩川線、多摩湖線、西武秩父線、狭山線に導入』との記述が見られ、東急9000系は5両編成を短編成化し、小田急8000形は6両編成の車両が譲渡される見通しです。

NEWSポストセブンの記事において、置き換えられる予定の支線を走る2000系や、101系(※)、4000系といった、いわゆるVVVFインバータ制御ではない3形式の引退後の今後について、『近江鉄道も含めて他社への譲渡予定はありません。このまま廃車にする予定です』とし、現状では譲渡予定はなく、廃車の方向で検討が進められていることが同社広報部の取材で言及されました。

現在、西武新宿線で運行している10000系(ニューレッドアロー)について、今後新たな車両へ置き換えるとともに、有料着席サ ービスの刷新を検討していくことが明記されました。
新車両については2026年度中の運行開始を予定しており、詳細は決まり次第お知らせするようです。

京王電鉄

京王電鉄京王線に新型通勤車両「2000系」(ロングシート車両)を導入することを発表しました。製作会社は総合車両製作所(J-TREC)です。
2027年3月までに10両4編成の計40両を導入する計画で、2026年初めに10両1編成の営業運転を開始する見通しです。


2024年度中に、京王線8000系1編成(10両)および京王線9000系1編成(10両)の機器更新工事が施工される見通しです。9000系30番台では、機器更新の実績はなく今回が初めてとなる見通しです。
また、座席指定列車「京王ライナー」に使用されている、5000系2編成(20両)の増備と、「京王ライナー」の運行本数拡大が進められる見通しです。

京成電鉄・新京成電鉄

京成電鉄は5月20日、新型車両「3200形」を導入することを発表しました。
新型車両の3200形は『フレキシブルに編成車両数を変更できる車両とすることで、輸送需要に見合った効率的な走行エネルギーの使用により環境負荷の低減に努めます。』とし、従来の3500形同様に2両単位で編成車両数を変更可能となっています。

新型車両として2025年2月11日(〇 22日)より営業運転開始する予定です。なお、2024年度は6両1編成を導入し、2025年度以降も継続して導入する予定です。

追記:営業運転開始日について訂正いたしました。失礼いたしました。



小田急電鉄

小田急電鉄では「8000形」車両を7編成・42両を西武鉄道が導入する「サステナ車両」として譲渡する見通しです。
今年度5063×10(5063F)、5064×10(5064F)が落成しており、線路設備モニタリング装置の設置・準設置されています。クヤ31形「テクノ・インスペクター」と8000形を連結した編成も後何回見られるのか気になるところです。

東急電鉄

大井町線に6020系ベースの5両編成導入,サステナ車両
3月30日付に公開された乗り物ニュースが東急電鉄に実施した取材記事において、大井町線向けの新造車両は「急行用の6020系をベースとした車両で、5両編成を計18編成、2025年度以降に導入します」と言及されました。
9000系が置き換えの対象となっており、一部がサステナ車両として西武鉄道へ譲渡されることが言及されています。

目黒線3000系などリニューアルへ
今年度より順次、導入から20年を超える車両を中心にリニューアルが実施される見通しです。
イメージ画像として目黒線3000系が挙げられており、今年度から同車両リニューアルが始まるものとみられます。

京急電鉄

新製予定
2024年度は新製の予定がないものの、2025・2026年度は20両の新製が計画されています。(2023年1月時点)
※「京浜急行電鉄株式会社の鉄道事業の旅客運賃の上限認可申請に関する意見募集について」に添付されている資料「鉄道事業の旅客運賃上限変更認可申請書(※PDF資料)」PDF40ページ。

相模鉄道

今後は10000系・11000系の塗装が進められていく予定だといいます。
また、YNB化に合わせ、8000系・9000系の車両代替が実施される模様です。

※当記事においては便宜上、
〇Fと表記しています。
通常・公式では横浜方の車両番号×両数を表記しています。(例:10701×10、10703×8、8709×10など)

(ヨコハマネイビーブルーに変更予定・済みの車両:10編成)
・8000系 1編成(8709F)
・9000系  6編成(9102F~9107F)
・10000系 4編成(10701F~10703F)+※1編成(10705F)
・11000系 0編成 

※10705Fの横浜側数両はYNB塗装化を確認していますが、8両全車ではないため、上記のように表記しています。

(車両落成時からYNB塗装である車両:22編成)
・12000系 6
編成(12101F~12106F)
・20000系
 7編成(20101F~20107F)
・21000系
 9編成(21101F~21109F)

相鉄は2月7日に13000系を導入することを発表しています。



東京メトロ

東京メトロは2024年度~2026年度の鉄道関係物品の 主な政府調達(一般競争入札)予定について公表しました。

東西線の15000系にモニタリング装置へ
2024年度に軌道変位モニタリング装置軌道部材モニタリング装置を各1セットずつ購入する予定で、『東京メトロ15000系車両の床下に搭載するものとする。』と言及されました。

鉄道4社(小田急電鉄・東急電鉄・東京メトロ・JR 東日本)と株式会社日本線路技術(以下「NSG」) は、将来の生産年齢人口の減少を見据えて線路設備モニタリング装置を導入することが発表されていますが、東西線は線路設備モニタリング装置の運用エリア対象外の路線となっています。


半蔵門線08系6編成 大規模改修工事
商業誌により、2025年度より大規模改修工事(B修繕)が実施される予定の半蔵門線08系ですが、6編成分の脱線検知装置や補助電機装置といった機器類の公告も明らかになっています。

名古屋鉄道

9500系・9100系マイナーチェンジ車導入へ
名古屋鉄道(名鉄)では、通勤型車両9500系・9100系計16両新造する見通しです。
16両の内訳として、9500系(4両)を3編成、9100系(2両)を2編成の計5編成が導入される予定です。
なお、鉄道車両内での異常事態発生を受け、避難誘導の円滑化を図るため、今年度より、正面貫通扉を中央に配置して、将来的に連結運転時に常時通り抜けが可能な構造に変更されたマイナーチェンジ車が導入されます。

日本車輌においては、9500系の貫通顔・9521Fと9100系の貫通顔9121F・9122Fの製造が確認されており、2024年度中にも落成する見通しです。

南海電鉄(泉北高速鉄道)

南海電鉄は2025年4月1日に泉北高速鉄道を吸収・合併し、「泉北線」としていく方針です。
また、2025年3月22日(土)から南海本線・泉佐野駅~和歌山市駅の一部の普通車においてワンマン運転を実施される見通しです。

近畿日本鉄道

近畿日本鉄道は、8A系を2024年度48両(4両編成×12本)、新型一般車両を2025年度68両(4両編成×17本)を導入する見通しです。
具体的な導入線区については、以下の通りです。

・2024年度(8A系)
奈良線・京都線・橿原線・天理線48両(4両×12本)

・2025年度(8A系など新型一般車両)
奈良線・京都線・橿原線・天理線:36両(4両×9本)
大阪線:8両(4両×2本)
南大阪線:12両(4両×3本)
名古屋線:12両(4両×3本)


京阪電気鉄道

京阪電気鉄道(以下:京阪電鉄)は、2024年度から2026年度にかけて、鋼製の旧型車両の代替として、省エネルギー車両である13000系車両を67両増備することを発表しました。 2026年度に導入が完了すると13000系は計186両になり、京阪線を走行する全車両のうち、30%以上となる見込みです。

【導入スケジュール(計画)】
2024~2025年度 13000系 18両新造(6次車)
2025~2026年度 13000系 49両新造(7次車)

山陽電気鉄道

別府駅に直通特急列車および特急列車が終日停車、夜間・深夜時間帯に山陽明石駅-東二見駅間、飾磨駅-山陽姫路駅間において普通車を増発し、列車の運転間隔を改善、早朝時間帯に西代駅始発の山陽姫路行き特急列車を新設し、神戸市西部・明石方面から 高砂・姫路方面への速達化などが図られる見通しです。

Osaka Metro

中央線1列車新型車両が導入される見通しです。(~2025年度)
なお、 中央線10列車を谷町線に転用するとし、30000A系が該当するものとみられます。(2025年度) 
この他、新型車両の導入や中間更新改造により車内案内表示器を液晶方式とし、文字だけでなく図による駅情報を提供する、2025年度中間更新3列車が実施される見通しです。

阪神電鉄

今年2月11日の運用をもって、阪神5001形5025編成がラストランを迎えることから、車両の置き換えはひと段落しそうです。

阪急電鉄

2024年2月24日より、宝塚線において2000系2000Fが営業運転を開始する見通しです。
この他、阪急「PRiVACE」車両は最終的に12編成まで拡大(うち10編成で運用)予定。(→2300系は同数の2300F~2311Fまで登場予定。)また、京都線特急車両は2300系に統一(3300系は置き換え)予定です。

西日本鉄道

西日本鉄道は、2022年度分の「移動等円滑化取組報告書」において、貝塚線の車両置き換えについて言及しました。
同報告書においては、2025年度から2027年度にかけて600形16両(全編成)を廃車し、車両再生工事を実施した7050形16両を導入すると記載されています。なお、7050形は全18両のため、転属対象から余る2両の動向に注目です。


この他、一般社団法人日本鉄道車輌工業会企画部が発刊した『鉄道車両工業』という雑誌論文によると、「2025年度は、伊予鉄道、江ノ島電鉄、しなの鉄道などで12両が生産される予定」との記述があるのを確認しました。(著作権の範囲内の基に掲載)


【伊予鉄道】
伊予鉄道では郊外電車に新型車両7000系の導入が見込まれています。
2026年2月(予定)にも、2編成6両が導入予定であることからも、来年度に同数程度の生産が見込まれます。

【しなの鉄道】
しなの鉄道では、2025年度も車両の新造が見込まれています。
現在、SR1系300番台の新製が続いていますが、現時点で新系列の車両の導入も発表されていないため、SR1系の増備とみられます。

【江ノ島電鉄】
江ノ島電鉄に新たな車両が導入されることとなる見通しです。
車両導入となれば、2008年500形以来、17年ぶりの導入となる見込みですが、具体的な形式名などは発表されていないため、続報が待たれるところです。

【一畑電車】
2100系・5000系(元京王車)の更新、新型車両導入、機器更新などが触れられました。
同計画の期間は、2025年度(令和7年度)から2034年度(令和16年度)までの10年間としています。『車両2100系及び5000系を更新し、新型車両3両を導入するとしています。』としています。現在、元京王電鉄5000系(昭和42年製造)・5009号-5119号のみであることからも、5000系は全廃の方針とみて間違えなさそうです。
2100系についても昭和43年製造の車両が占めており、こちらも一部代替の開始となりそうです。同計画書には、『車両設備(VVVF制御等)の更新』が盛り込まれました。既存車両は2100系と5000系等を除くと、元東急電鉄1000系を改造した一畑1000系と、JR四国7000系をベースとした一畑7000系のみとなっています。


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