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能勢電鉄(のせでん)は9月20日、鉄道旅客運賃の改定申請の資料を公表しました。申請の資料には、今後のサービス改善施策の内容が掲載されています。
具体的には『製造から60年を超えた高経年の車両を更新することにより、省エネルギー化、二酸化炭素の 排出量を抑えるとともに、信頼性を高め、輸送の安全性向上およびお客様の快適な車内環境をご提供いたします。』としています。 車両リニューアルには、約8億円(約800,200千円)を2023年度~2025年度にかけて実施していく方針です。

能勢電鉄で「製造から60年を超えた高経年の車両」といえば、1700系が該当します。1700系は元々、阪急電鉄の2000系を種車とするグループで、1960年~1963年にかけて製造され、1990年~1992年にかけ9編成36両が導入されました。
現在は、1755Fと1757Fの2編成8両が運用中ですが、これらの車両が更新の対象となる見通しです。

また、移動等円滑化取組計画書によれば、車両の整備に関する事項の課題として、のせでん所有車両13編成の車両のうち、2編成の車両は、現在の移動等円滑化基準に適合していないため、車両更新や改良工事に併せて当該基準に適合させていく方針が明らかになっています。
加えて、2024年度以降に7200系新造車両(2両編成×2本)を導入する予定で、現在、阪神の尼崎工場で改造工事とみられる動きがみられています。

7200系等の導入により今後も車両のリニューアルを実施していく方針を公表した能勢電鉄。
仮に1700系の車両更新が一部車両のみにとどまるのか、全車両に及ぶまでか言及されていません。今後、1700系がどういった動きをするのか追っかけていきたいと思います。

なお、運賃改定については、認可されれば2025年1月19日(日)に実施予定で、暜通運賃は初乗りが160円から180円に、それ以降の区間がそれぞれ30円ずつの値上げとなる見通しです。


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(画像:photoAC