
阪急電鉄では、座席指定サービス「PRiVACE」が2300系・9300系の一部車両に導入されていますが、一方で連結せずに組み込み対象外となった車両があります。 その中でも9300Fおよび9302Fの運用が今年2月に入っても特にありません。
・9300F
2024年7月末頃に阪急電鉄9300系の内、座席指定サービス「PRiVACE」(2350形)の組み込み対象外となった、C#9300×8R(9300F)の床下機器の一部とみられる機器が撤去された様子が目撃されています。
阪急正雀裏にて
— h2o-hkhs (@h2o_hkhs) July 27, 2024
①
この特徴的な☓マークは…
7000Fのものが今出てくるの??
②
まだ新しそうなVVVF。これってもしかして…
③
?04 M1 9800
高速度遮断器
②と③は9300Fのものだった… pic.twitter.com/6semMqAZxl
今回目撃された正雀工場の裏側に置かれた機器の中には,赤色の札に「M1 9800 高速度遮断器」との文字が確認できます。
高速度遮断器は、※7号車(京都河原町方面から2両目)の電動車に搭載されている機器です。
※東洋電機技報 第110号 2004-9『阪急電鉄(株)9300系電車用電気品』
なお、9300系C#9300×8R(9300F)は阪急電鉄の公式ホームページによれば、日時は未定とし、変更の可能性があるとしながらも2024年7月入場予定(検査入場)であることが記載されています。
昨年8月1日に入り、阪急9300系のクロスシートとみられる座席が阪急電鉄正雀工場の屋外に残置されている様子が目撃されています。
9300トプのクロスシートが...
— HK (@HkHankyu) August 3, 2024
これ全て捨てるんですか...?
さすがに勿体な過ぎると思う...
売ってくれないかな...
売ったらお金になるし自分ら鉄オタも嬉しいし
win-winだと思うんだが... pic.twitter.com/ZwNEi1ooLN
同工場には、C#9300×8R(9300F)の床下機器の一部とみられる高速度遮断器が撤去され、同じく屋外に置かれている姿や9300系のロングシート化等も言及されていることからも、9300Fの座席の一部ではないかと推測されています。
・9302F
9302Fについても、昨年12月13日時点で『105 T1 9862 モニタ端末装置 6/6』と書かれた札が確認され他、9302Fとみられる一部車両機器類が目撃されています。(目撃報①・関連①)
昨年8月16日までに2024年度の移動等円滑化取組計画書を発表し今年度の新造計画、改造計画が発表されています。
【車両新造計画】
・宝塚線に新造車2000系を1編成導入(~2024年度末)
・京都線に新造車2300系を3編成導入(~2024年度末)
・京都線に座席指定車両6両導入(~2024年度末)
【車両改良計画】
・神戸線の8000系1編成に改良工事を施工(~2024年度末)車両改良工事に関するものとして記載されたのは上記3項目のみで9300系に関する記述はありません。
・京都線の7300系1編成に改良工事を施工(~2024年度末)
・京都線の8300系1編成に改良工事を施工(~2024年度末)
したがって今年度中の竣工計画がなく、出場は来年度になる可能性もありそうです。
最も、2024年7月21日付の乗り物ニュースの記事によると、阪急京都線の9300系について、『9300系は順次2300系で置き換えていき、ロングシート化などの車両運用に合わせた改造を行う』と広報部への取材で回答があったことが明らかになってとり、今回の9300F,9302Fが改造工事の対象となっているかもしれません。
2列車の様子を確認できる目撃情報が全くと言って良いほどなく実車の動向が気になるばかりです。

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