
近鉄グループに属する近畿車輛おいては、関西・四国エリアの鉄道会社を中心に、首都圏エリアの大手私鉄会社など数多く車両が製造されています。これまでに入ってきた情報を基に、近畿車輛での製造予定車両または製造中の車両についてまとめます。
JR西日本227系(製造中)

山陽本線の岡山エリアに導入された、227系500番台Uraraですが昨年度の101両を超えての製造が確認されています。
JR西日本が5月2日に公表した「2025年3月期決算短信補足資料」において、『車両新製(岡山山口近郊・ N700S・やくも)』との記述がみられ、山口近郊向けの車両も製造が計画されている模様です。
(参考:https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250502_00_press_kessan.pdf)
JR四国新型ハイブリッド気動車(製造予定)

(新型ハイブリッド気動車イメージ@プレスリリース)
老朽化したローカル気動車(ディーゼルカー)の置き換えとして新型のハイブリッド式車両の導入が発表されています。
2025年12月までに量産先行車4両(2編成)が完成・落成となる見通しで、以後も製造が進められる見通しです。
近畿日本鉄道8A系・新型一般形車両(製造中・製造予定)

近鉄8000系列(8000系・8400系・8600系)の置き換え用として、京都線・奈良線系統の「8A系」の製造が進められています。8A系の第15編成「8A15編成」まで出場済みです。なお、青い8A系シリーズの目撃情報もある模様です。
2025年度の8A系を含む新型一般形車両導入計画は以下の通りです。
奈良線・京都線・橿原線・天理線:36両(4両×9本)
大阪線:8両(4両×2本)
南大阪線:12両(4両×3本)
名古屋線:12両(4両×3本)
阪神電車3000系(製造見込み)

(阪神電車急行用新型車両3000形イメージ@プレスリリース)
阪神電車の急行用の新型車両「3000系」の製造が今後見込まれます。
乗り物ニュースの記事によると、近畿車輛で製造される旨の取材記事が確認されています。
(参考:https://trafficnews.jp/post/527978)
南海電鉄8300系(製造見込み)

2025年度も、南海電鉄向けに8300系が12両製造される予定です。
これまでの製造実績からも今年度も引き続き近畿車輛で製造が見込まれます。
伊予鉄道7000系(製造予定)

元京王車の伊予鉄道郊外電車の700系など置き換え用として、新型車両7000系の製造が2025年~2027年の3年間にかけて計6編成18両の導入計画が発表されています。
引き続き2026年・2027年にかけても毎年2編成6両ずつ導入される見込みです。
東武鉄道80000系・80050型(製造中・製造予定)

東武野田線(東武アーバンパークライン)向けに80000系の製造が見込まれます。
80000系は25編成107両が製造される計画ですが、7編成は完全新造車・残り18編成は4両新製+60000系を組み込んだ車両となり、同車両は80050型となる見通しです。
2025年度は4編成が導入される見通しで、同数程度が製造される可能性があります。
近畿車輛ではこの他にも車両が製造される他、東武60000系61601Fが入場しておりリニューアル改造工事が施工されている模様です。
今後の出場が楽しみですね。

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