
JR東日本の子会社総合車両製作所(J-TREC)においては、首都圏エリアの鉄道会社を中心に数多く車両が製造されています。これまでに入ってきた情報を基に、J-TRECでの製造予定車両または製造中の車両についてまとめます。
東京臨海高速鉄道71-000形:J-TREC新津

りんかい線70-000形の置き換え用として、新型車両71-000形の製造が新津事業所で確認されています。
2025年度に3編成、2026年度に3編成、2027年度に2編成を導入し、全8編成が揃う計画です。
JR東日本仙石線E131系:J-TREC新津

仙石線205系の置き換え用として、E131系800番台の製造が進む見通しです。N1編成が既に落成しており、最終的には4両×14編成を製造する見通しです。
画像:JR東日本プレスリリース
(https://www.jreast.co.jp/press/2024/sendai/20241223_s01.pdf)
阿武隈急行AB900系:J-TREC横浜

阿武隈急行8100系の置き換え用として、AB900系が10編成導入されることが明らかになっています。既にAB-1編成~AB-7編成の7編成が製造完了・導入済みであることから、残り3編成が製造される見通しです。
東急6020系5両編成:J-TREC横浜

(画像は急行用7両)
東急大井町線9000系と9020系の置き換え用として、各駅停車用6020系5両編成の車両製造が始まりました。
6151Fは落成済みで、最終的には5両×18本の製造が計画されています。
京王新2000系:J-TREC横浜

京王新2000系の構体製作の様子がYouTube上で公開されていて、既に製造が始まっているようです。(参考動画)
新2000系は、10両×4本を製造する計画で2026年初めの運行開始を予定しています。
画像:京王プレスリリース(https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2024/pdf/nr20240510_shingata.pdf)
しなの鉄道SR1系

しなの鉄道では115系の置き換え用としてSR1系が導入されていますが、今年度以降も製造が進む見通しです。新津事業所と横浜事業所の2拠点で製造例があります。
京成電鉄3200形

京成3500形の置き換え用として新たに導入された3200形について、日本車輌製造と合わせJ-TRECでも製造されていく見通しであることが明らかになっています。
高松琴平電気鉄道(ことでん)2000形

高松琴平電気鉄道(ことでん)に導入予定の新型車両2000形は、日本経済新聞の報道によると、『製造はJR東日本子会社の総合車両製作所(横浜市)が担う。詳細な導入時期や車両数については未定としている。』と報じられました。
今年度からの製造が見込まれています。
江ノ島電鉄700形

江ノ島電鉄の新型車両700形について、総合車両製作所で2両編成×1本の製造が報じられました。こちらの車両について8両編成×1本の製造が見込まれます。旧東急車輛製造時代に500形が製造されています。
相模鉄道13000系

2026年春に導入されることが明らかとなった相鉄の新型車両13000系。こちらの車両について8両編成×1本の製造が見込まれます。
旧東急車輛製造時代から既存の10000系、11000系、J-TRECになってからは12000系が製造されていました。
相鉄:プレスリリース
(https://www.sotetsu.co.jp/pressrelease/train/r25-74/)
この他にも、フィリピン・マニラの地下鉄用新型車両計240両を住友商事と受注した発表されています。車両は全体工期は約75ヶ月、27年3月までに納入完了を予定となっています。また、横浜市交通局の4000系や都営地下鉄三田線の車両11編成が製造される予定であることが新たに判明しています。
2025年度以降も、様々な車両が製造される見通しであることが明らかになっています。
まだまだ製造段階である車両も完成が待ち遠しいですね。

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