
JR東日本が盛岡地区・高崎地区に導入予定の新型車両「HB-E220系」が川崎車両を出場し、甲種輸送が兵庫→盛岡で実施されました。朝時間帯の東海道線を上る「HB-E220系」を沿線で捕らえました。

兵庫→吹田貨物ターミナル間がJR貨物愛知機関区DD200 15号機、吹田貨物ターミナル→新鶴見信号場までが同新鶴見機関区EF210 171号機、新鶴見機関区からは仙台総合鉄道部EH500 37号機が充当されました。
今回出場したのは、HB-E220形「HB-E220-1」とHB-E221形「HB-E221-1」+HB-E222形「HB-E222-1」の3両です。特殊貨物検査票から、上記3両は全て盛岡駅行きとなっていることからも盛岡車両センターに配置される可能性があります。
・HB-E220-1

単行のHB-E220形です。
HB-E220形は4両導入予定で且つ盛岡車両センターのみに配置、八高線には導入されない見込みとなっています。
・HB-E221-1+HB-E222-1

HB-E220系の窓数がキハ100系列と比べても少なく、事業車並みとなっているようです。
JR九州YC1系にも見られた、機器搭載の関係で窓の数が減ってしまう傾向は趣味的には少し残念な気もしますが。皆様はいかがでしょうか。
HB-E221形+HB-E222形は2両編成で、盛岡地区に6編成、高崎地区には8編成が導入される見通しです。
既に製造元である川崎車両では、「HB-E221-7」の車両が目撃されており、プレスリリースの製造数からも目撃されている車両については、高崎エリア(八高線用)のトップナンバー車となりそうです。

ディーゼルエンジン発電機と蓄電池という2種類の動力源を、単独あるいは組み合わせて動力を発生させるディーゼルハイブリッドシステムを搭載している、HB-E220系。
デザインは電気式気動車のGV-E400系、JR北海道のH100形DECMOと酷似していますね。

「HB-E220」の形式名が入っている新型車両は、E353系・E259系リニューアル車以来となりそうです。
HB-E220系は投入予定線区として、高崎エリアが八高線(高麗川~高崎間)、盛岡エリアが東北本線(花巻~盛岡間)・釜石線(花巻~釜石間)に導入される見通しです。
営業開始時期は2025年度下期としながらも、昨年12月3日付のNHK盛岡放送局(岩手県ニュース)の記事によると、盛岡エリアに導入される予定の新型ハイブリッド車両「HB-E220系」(16両)について、『(略)試験走行を行った上で※来年10月以降に営業運転が始まる予定』と報じました。(※:原文のまま引用で昨年12月時点・「今年10月」と推測されます。)
最近の新型車両は、東武90000系や阪神3000系など近未来的なデザインが出てきて新型車両に注目が集まっていますが、その中でも一部酷評の声が挙がっているHB-E220系。
今後の活躍に期待したいところです。

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