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2023/8/18付の読売新聞の記事によれば、今年に入ってからJR四国が、予讃線の松山~宇和島駅間で運行されている特急「宇和海」の一部で、「ワンマン特急」導入について労働組合に提案していたことが明らかになりました。

JR四国労働組合に対しては、今年に入って「ワンマン特急」の提案があり、①4両編成以下の特急で、②八幡浜以南の運行で導入する計画が示され模様です。
ドアの開閉などを運転士が行うことになり、車内に防犯カメラを設置するなどして、1人でも対応できるようにする模様です。

提案された計画通りであれば、松山~八幡浜はこれまで通りにツーマンでの運転と推測されますが、
特急「宇和海」は無人駅の卯之町と伊予吉田にも停車します。
ワンマン運転の列車では無賃乗車・キセル乗車の取り締まりなど、モラルハザードの面で問題が生じること、緊急発生時等の対応なども、導入への課題となることに留意する必要がありそうです。

JR四国「ワンマン特急」導入を検討…一部区間で車掌不在、無人駅にも停車(讀賣新聞オンライン)


【JR九州では一部導入済み】
現在、全国的にみればJR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国等を除く、JR九州の一部特急列車においてのみ"ワンマン特急"が運行されています。

JR九州 "ワンマン特急"の例
※一部のみ記載(当ブログ調べ)
※記載例:『列車名』+(ワンマン区間)

・『ハウステンボス』(早岐~ハウステンボス)
・『にちりん(一部)』(大分~南宮崎・宮崎空港)
・『きりしま』全列車(宮崎~鹿児島中央、国分~鹿児島中央、宮崎~西都城)他
また、一部観光列車においても、ワンマン運転且つ客室乗務員が添乗する例もあります。