2024年6月7日付の北海道新聞において、2025年3月のダイヤ改正で石北線の特急「大雪」が快速列車に切り替える方針であることが明らかになりました。
【特急「大雪」が快速列車に格下げ検討】
快速列車化の背景としては、マイカー利用増加や都市間バスとの競争によって乗客数が低迷する中、ワンマン運転の快速化で要員を減らすなどしてコスト削減を狙う。としています。
快速列車については、運行本数は1日2往復を維持するものの、両数が特急「大雪」の3両編成から快速列車は2両編成に減車となる見通しです。
特急「大雪」は道東の足として、旭川〜網走間を結んでいるJR北海道の特急列車です。キハ183系の老朽化に伴い充当車両数を削減する目的として、それまで1日4往復運転されていた特急オホーツクの2往復を系統分割して2017年3月ダイヤ改正で誕生した列車です。
先頭部に、沿線ゆかりのデザインをラッピングしており、現在はキハ283系で運用されています。
・コロナ禍では全便が定期列車が臨時列車化
コロナ禍の真っ只中であった、2020年10月14日には、2021年春のダイヤ変更内容が発表されました。
特急北斗、カムイ・ライラック、大雪、サロベツでは運転本数の見直しが実施されましたが、大雪を除く特急列車(北斗、カムイ・ライラック、サロベツ)は一部臨時化に留まったものの、大雪に関しては当時、定期列車だった4本全てが臨時列車化される異例の内容となりました。
その後、2023年3月18日のダイヤ改正で特急「オホーツク・大雪」が全て283系で運転(キハ183系撤退)されました。
早ければ、2025年3月のダイヤ改正で快速列車化される見通しの特急「大雪」。使用車両にも大きな変更が見られそうです。
▲特急大雪の快速化検討 25年3月にJR北海道 乗客数低迷、コスト減へ(北海道新聞)
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