東武鉄道が執筆した論文において、東武アーバンパークライン(野田線)に導入予定の新型車両について形式名が「80000系」である記述が確認されたようです。


上記記事においては、論文の中で“また、現在設計・製作途上の東武アーバンパークライン向け車両80000系/60000系では、設計段階から「検査のリモート化」の導入を前提としたシステム設計やインタフェース設計をおこない、初編成の営業開始時点から「検査のリモート化」の導入を目指す。”という記述が確認された模様です。

【野田線新型車両について~振り返り~】
これまで公式発表されてきた事項や一部報道機関が報じている事項を含め、東武野田線に導入予定の新型車両について整理していきたいと思います。

・新型車両は5両編成(東武鉄道発表)
新型車両の特徴として環境配慮型の5両編成の新型車両が導入される予定です。
現行の車両については全車両6両編成で運行されている為、事実上の減車となる見通しです。

導入時期
新型車両は2024年度以降から順次導入を開始する予定です。

東武アーバンパークラインに5両編成の新型車両を導入します(2022/4/28付)

導入予定数は25編成を予定(報道)
報道によれば、5両編成の新型車両は計25編成の導入を計画されている模様です。(8000系[8000型] 16編成分と、10030型・10080型 9編成分を合わせた数に相当します。)

60000系を"再利用"する予定(報道機関による報道)
車歴の浅い既存車両の60000系に関しては。「新型車両に組み入れ、再利用いたします」と東武側から回答があったことが過去に報じられています。

・新型車両に「同期リラクタンスモーターシステム」等搭載予定(東武鉄道発表)
東武鉄道は、温室効果ガス削減の取り組みの一環として、新型車両に三菱電機の同期リラクタンスモーターシステムSynTRACS(R)および東芝のリチウムイオン二次電池SCiBTMを用いた車上バッテリシステムを採用すると発表しました。

温室効果ガス削減に向けて再エネ省エネ機器導入・省エネ運転に取り組んでいます(2023/3/10付)


東武野田線新型車両の形式名について初言及されましたが、「80000系」の車両仕様等更なる情報が待たれるとことです。

【関連記事】