
東急電鉄では関東・東北・近畿・山陰地方の鉄道会社を中心に再就職先として車両譲渡された例が複数あります。そんな元東急線⇔東京メトロ日比谷線の直通列車として活躍していた1000系の再就職先の鉄道会社の車両動向・置き換え計画についてまとめます。
上田電鉄1000系・6000系
2008年から2009年にかけて4編成8両が譲渡され、その後、多摩川線・池上線用の新7000系の導入で捻出された1015F・1018Fの2編成の先頭車を組み替えて譲渡されました。2014年度に1005Fの中間車2両が先頭車改造されて2両編成1本として譲渡。中間車改造のため1000系とは異なる別形式での導入となりました。
長野県上田市の行政資料において、『東急電鉄から払い下げを受けた車両(平成元年製造)を使用しており、製造から40年超となる令和12年度頃から5編成10両の車両更新が必要になるものと見込まれる』と言及されたことが明らかになっています。
2030年度頃はちょうど譲渡から22~23年経過しているため、車両更新について言及されるのも十分にあり得ることでしょう。
伊賀鉄道200系
2009年から2012年にかけて5編成10両が譲渡されました。
一部クロスシート化改造を受け、2009年12月24日から営業運転を開始しました。
譲渡から10年以上は経過しましたが、現状においては何ら車両更新については言及されていません。
一畑電車1000系
2014年から2015年にかけて3編成6両が譲渡されました。2015年以降はJR四国7000系・JR西日本125系を基にした完全新造車が導入されています。
今年1月末頃に、第2期一畑電車沿線地域公共交通計画(案)』を公表され、老朽化した鉄道施設の設備更新として『車両設備(VVVF制御等)の更新』が盛り込まれたことが明らかになっています。
既存車両は2100系と5000系等を除くと、一畑1000系と、7000系のみとなっており、1000系にも車両設備の更新の波が及ぶのか今後の発表に要注目となります。
福島交通1000系
飯坂線向けに2016年~2018年にかけて6編成14両が譲渡されました。2017年4月1日より営業運転を開始し、2019年春までに従来車であった7000)をすべて置き換えました。
こちらは導入が比較的最近であるため、目立った車両更新についての言及はされていません。
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