JR東日本は7日、新たな新幹線専用検測車「E927形」の開発に着手すると発表しました。新たな新幹線専用検測車E927形については、同時に開発を行う次期秋田新幹線(E6系の後継車)をベースとし て最高速度 320km/hに対応した新在直通車両となる模様です。
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(新型新幹線車両検測車両E927形イメージ@プレスリリース)
E927形には、レールの歪みを把握する①「軌道変位検測装置」、電車線器具の状態を把握する②「電車線金具モニタリング装置」、摩耗、高さなどを把握する③「トロリ線状態測定装置」が搭載される見通しです。
プレスリリースでは、①の軌道変異検測装置について、E956形ALFA-Xで試験開発してきた2次元レーザーによる多点測定が本格的に導入される見通しです。

E927形は、今後東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線、山形・秋田新幹線など5路線で共通仕様できる車両で、2029年度にも検測開始が予定されていますが、現行E926形の検測区間に含まれていた、JR北海道「北海道新幹線」が今回の検測エリアでは言及されていない点、気になる所です。


また、プレスリリースには記載されていませんが、JR東日本の喜勢社長の社長会見内において、次期秋田新幹線車両について「E11系(仮)になるかもしれませんが…」との確定的には発言されていないことに留意しつつ言及もありました。
既に次期東北新幹線向け車両が「E10系」である点は発表されいますので、次期秋田新幹線向け・E6系の代替車両は「E11系」(仮称)以降の導入となる可能性があります。

JR東海・JR西日本のN700Sの様に営業列車に検測車と同様の機能を搭載するのではなく、JR東日本では5路線もかかえ異なる状況での検測車となりますので、新たな形式の誕生に踏み切ったのではないかと推測されます。
ちなみに、E926形「East i」の後継車両の検討については、公表済みの労組資料において言及されていましたが、具体的な発表については今回が初めてです。
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(参考動画:社長会見アーカイブ