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(伊予鉄道7000系イメージ@ニュースリリースから)
本日、JR貨物の松山貨物駅からJR四国の松山運転所へと、キハ32と伊予鉄道の新型車両7000系(7301F+7302F)が連結し入れ替え作業が実施されました。私鉄×JRの気動車の異色のコラボレーションが松山の地で実現です。





あくまでも個人的な意見ですが、今回、JR四国のキハ32形が伊予鉄道7000系の入換(輸送)けん引機に抜擢された背景の一つとして、JR四国のディーゼル機関車の全廃が関係してそうです。

これまで、JR四国では元来、DE10の基本番台(1号機~4号機)4両を含む37両が国鉄からJR四国へと継承されてきました。
しかし、団体専用列車の減少により稼動機は減少を続け、2019年3月に高松運転所に所属するDE10 1139の1両のみとなった後は、2023年3月末をもって全機が運用を終了、1139機は2023年9月30日付で廃車され、JR四国のDE10は完全に消滅しました。(→参考
DE10形全廃後は、一般の気動車しか保有していないため、入換作業のけん引機に充当した可能性もありそうです。

伊予鉄道とJRの線路は繋がっていないため、基本的には陸送による輸送とみられます。作業実施の観点から一旦、松山貨物駅へ輸送し、その後、同貨物駅から入換後に松山運転所から搬出される見通しです。

甲種輸送のけん引機で、JR貨物DD200形の宇野線・本四備讃線や予讃線等への入線実績がない以上、予讃線方面の貨物列車の実績のあるEF210形になるのはある意味必然的に思えてきますが、キハ32形で入換作業を実施するとは何とも珍しい光景ですね。
なお、今回搬入された7000系は、6両(2編成分)をまず2025年2月頃に導入し、2027年までに毎年6両(2編成分)ずつ、3年間に合計で18両(6編成分)を導入する予定で、元京王車の700系を順次置き換え・廃車にしていく方針です。


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