三岐鉄道では今年3月中旬以降、今日に至るまでの4ヶ月間の間にまさに激動となる動きがありました。
その動きを今回1つの記事に集約し、まとめたいと思います。
【SS編成の譲渡開始】
2024年3月16日実施のダイヤ改正により、JR東海静岡エリアを中心に系統分離が実施される等、211系の運用に変化があり運用離脱となる車両が出始めました。
そんな中、運用離脱となった車両が関西本線富田駅へ回送する事例がありました。
2024年3月19日~20日 SS2編成+SS3編成が富田へ回送(静岡→富田)
2024年3月20日 SS2編成+SS3編成が富田駅構内入換
2024年3月21日~22日 SS7編成+SS8編成+SS11編成が富田へ回送(静岡→富田)
2024年3月22日 SS2編成が三岐鉄道保々車両区へ回送(富田→三岐鉄道 保々車両区)
2024年3月22日 SS7編成+SS8編成+SS11編成が富田駅構内入換
3月22日以降、暫くの間はSS編成の車両が3両・5編成の計15両が富田付近または保々車両区に留置しており変化は見られませんでした。この時点では譲渡については公式からは発表されていないものの、幕撤去などから三岐鉄道への譲渡がほぼ確実と噂になりました。
その後、6月中旬頃になると、JR富田駅に留置されていた車両が続々と東藤原へ輸送されていく事例が発生しました。
2024年6月13日未明頃 SS7編成+SS8編成が三岐鉄道三岐線 東藤原(側線)へ輸送
2024年6月14日未明頃 SS3編成+SS11編成が三岐鉄道三岐線 東藤原(側線)へ輸送
この時点(6月14日)で富田駅に留置されている車両は0編成となりました。
【LL編成の譲渡開始】
2024年6月1日にJR東海の静岡エリアを中心に315系3000番台が導入されて以降、LL編成にも運用離脱の事例が発生し、その後、SS編成と同様に関西本線富田駅に回送する車両が再び現れました。
2024年6月25日未明頃 LL1編成+LL9編成+LL11編成が富田へ回送(静岡→富田)
2024年6月26日未明頃 LL14編成+LL16編成が富田へ回送(静岡→富田)
LL1編成、LL9編成、LL11編成が富田に回送された時点で、三岐鉄道三岐線の現行車両(元西武車両の計24両)と同数となり、LL14編成、LL16編成の2編成が回送された時点でそれを上回る車両(10編成・計30両)が富田に到着しました。
【JR東海211系の譲受 正式発表】
三岐鉄道は7月1日、長年にわたり三岐線で運用している元西武車21両の置き換えのため、JR東海より211系3両編成30両を譲り受けたことを発表しました。
譲り受けた211系については24両を、三岐線において今年度以降に三岐線での運用に必要な改造工事を実施し、営業運用に順次投入していく予定であることが明らかになりました。
翌日の7月2日付けの乗り物ニュースの記事によると、三岐鉄道に譲渡された211系の改造工事について、『「ワンマン化やバリアフリーへの対応などを予定しており、外装についても変更する方向で検討」』と言及しました。
その後はLL14編成が7月4日までに、三岐鉄道三岐線 東藤原(側線)へ輸送され、最初に保々車両区付近に回送されたSS2編成が車両区の建屋に入庫しました。
以上が三岐鉄道211系の激動の4ヶ月の動きとなります。
車両輸送については短期間にまとめて発送する傾向があったことが窺えます。
いよいよ車両の改造工事が始まるものと見られていますが、一体どのような姿で走行するのか気になる所です。
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▲2024年3月実施のダイヤ改正情報は上記から
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