既に公開済み労組資料により、JR東日本の首都圏エリアを走る車両について2024年度の車両改造予定の概要が明らかになっています。
今回記事では、公開済みの改造計画について、JR東日本※2:首都圏本部を限定し車両別に改造計画を抽出、まとめました。
※東京総合車両センター(以下「TK」)、大宮総合車両センター(以下「OM」)、長野総合車両センター(以下「NN」)、秋田総合車両センター(以下「AT」)。
※2:便宜上、秋田総合車両センターで改造予定の車両含む。
1.高崎車両センター211系
高崎エリアで運用されている高崎車両センター211系については、当面使用に伴う延命化工事が実施される予定です。当面使用に伴う延命化工事
・10編成(OM)
2.長野総合車両センター211系
中央本線で運用されている長野総合車両センター211系については、高崎車に続き、当面使用に伴う延命化工事が実施される予定です。
当面使用に伴う延命化工事
・9編成(NN)
3.三鷹車両センターE231系800番台
JR中央・総武線三鷹~中野・西船橋~津田沼、東京メトロ東西線で運用されている、E231系800番台についても、機器更新工事が施工される予定です。
当面使用に伴う延命化工事
・3編成(AT)
4.小山車両センターE231系
小山車両センター所属のE231系近郊型は、今年度は新たに計2編成に対して機器更新や、ホームドアに向けた車両改修工事が進められる予定です。(付属・基本の施工本数は不明)
当面使用に伴う延命化工事
・1編成(OM)
・1編成(TK)
湘南新宿ライン・上野東京ラインの可動式ホーム柵導入伴う車両改造工事
・5編成(OM)
・3編成(TK)
5.国府津車両センターE231系
現在、国府津車両センター所属のE231系近郊型タイプを中心に進められている機器更新ですが、今年度は新たに計25編成に対して進められる予定です。(付属・基本の施工本数は不明)
機器更新工事(※)(※)・・・主制御装置や主変換装置を交換せず、出場する・した場合も含む。
・10編成(OM)
・8編成(TK)
・7編成(AT)
6.豊田車両センターE233系
現在、豊田車両センター所属のE233系0番台を中心に進められている、グリーン車組込準備工事(トイレ設置や車両組替等)とホームドア対応(TASC追設等)の車両工事ですが、東京総合車両センターで今年度も工事が進められる予定です。
グリーン車導入に伴う車両改造準備工事・・・1編成(TK)
ホームドア導入に伴う車両改造工事・・・1編成(TK)
7.さいたま車両センターE233系
京浜東北線で運用されているE233系1000番台についても、昨年度と同様、ワンマン運転とATACS導入に向けた車両改造、機器更新工事が施工される予定です。
ワンマン改造・ATACS 車両改造 ・機器更新工事(※)(※)・・・主制御装置や主変換装置を交換せず、出場する・した場合も含む。
・12編成(TK)
8.東京総合車両センターE235系
山手線で運用されているE235系0番台について、昨年度と同様、ワンマン運転とATACS導入に向けた車両改造工事が施工される予定です。
ワンマン改造・ATACS 車両改造工事
・11編成(TK)
9.松本車両センターE353系
松本車両センターE353系について、車両解錠コック検知機能の追加工事が予定されています。
特急形車両解錠コック検知機能追加新工事
・3編成(NN)
10..キハ100・110系
キハ100・110系に延命化工事が予定されています。
延命化工事
・16編成(NN)
11.キハ110系
キハ110系当面使用に伴う延命工事が予定されています。
当面使用に伴う延命化工事
・15編成(NN)
2024年度中に予定されている改造対象車種・対象数は、今回公開された資料を基に記事を作成しています。
あくまでも計画・予定数であり、実際の実績とは異なる場合他、他エリアにおいても改造される可能性があります。
なお、同計画などのJR東日本や関連機関への問い合わせは固くお断りさせていただきます。
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