zuMCo6Zxrzhi33Z1652357676_1652357931
西武ホールディングスは、2023年度3月期以降に他社からの譲受車両「サステナ車両」の導入を検討していることが明らかになりました。
(5/12付の「2022年3月期 決算実績概況および西武グループ中期経営計画(2021~2023年度)」の進捗のニュースリリースで判明したものです。)

【「サステナ車両」導入を検討】
「サステナ車両」は、西武独自で無塗装車体VVVFインバーター制御車両等の他社からの譲受車両独自の呼称として定義しているようです。導入は、2023年度3月期頃(2023年10月頃以降)を計画しています。

現時点では、「サステナ車両」が通勤車両を対象としているのか、それとも特急列車を対象としているのか、はたまた両方を対象としているか否か、どの会社を指しているのかの記述は確認されていません。

【様々な顔を持つ西武鉄道の車両】
西武では、これまでも多くが自社特有の車両を導入しており、通勤車両では101系・301系、2000系、9000系などを始め、顔が特徴的な20000系、スマイルトレインこと「30000系」、「40000系」等、形式によっても様々な愛称と顔を持っています。
最近では、「レッドアロー号」10000系の置き換えとして、無塗装の「Laview(ラビュー)」001系の導入も進められてきました。

【40000系導入と車両数の適正化】
2022年度も40000系3編成の導入が2022年度の設備投資計画で判明しています。
今後は、全車両の保有数1,286両(コロナ前)から1,227両(2022年度末予定)が削減される予定です。
車両数の適正化が今後も実施し、無塗装+VVVF車両の車体比率の向上によって、省エネ化や固定費削減を前倒して実現を目指していく見通しです。


2022年3月期 決算実績概況および「西武グループ中期経営計画(2021~2023年度)」の進捗(西武ホールディングス・該当P45・P47等)

2022年度 鉄道事業設備投資計画(西武鉄道・PDF)

長野電鉄のような元小田急車・元JR東日本の車両そして元東急車、元東京メトロ車などのように、様々な会社の顔を持つ車両が西武に集うのも面白いのかもしれませんね。

【関連記事】